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しーさるの鉄日記

遠浅、早来、川端を駅巡り

当初予定では、追分で17時56分の新夕張行まで待って川端まで往復するつもりだったが、16時06分の苫小牧行に乗れば室蘭本線の駅巡りができることが判明した。そのうえ、バス時刻表と照合したら2駅も新たに訪れることができるようなので、追分を出発する時間を繰り上げた。道の駅だけでなく、日帰り温泉で時間をつぶすことも可能だったのだけど。

追分発16時06分の苫小牧行に乗車、3駅目の遠浅で16時24分に下車する。遠浅は相対式、駅舎のある苫小牧方面ホームが北側にずれており、互いのホームの向いにはホームはない。両ホームはホーム端の跨線橋で結ばれている。駅舎は1981年に建てられたコンクリート造、緩い勾配の赤い屋根が入口の上で曲がる独特なものになっている。扉のない駅入口の右は待合室、左はトイレとなっており、待合室からは駅前広場側にしか抜けることはできない。駅舎のない岩見沢方面ホーム側からも外へ降りれるが、周辺は牧草地帯しかない。駅前は舗装された道路でアクセスが可能、周辺は民家が多く、近くに郵便局、500m離れてローソンがある。また、ノースゲートインアビラというホテルも駅前にある。駅前にあるものの本数の少ない列車よりマイカーでのアクセスを考慮しており、千歳空港からも無料送迎サービスが出ている。この辺から千歳空港までクルマで20分程度、時間的には蒲田近辺から羽田空港へ行くのと大差ない。遠浅駅からは苫小牧から来たあつまバス、遠浅駅前のバス停は駅前でも国道沿いでもなく、ホテル近くの普通の道路沿いにある。遠浅発16時40分のバスは土休日運休、夏休み時期だからこのワープが可能だった。

バスは早来駅前に16時51分に到着した。早来駅は相対式、真ん中に駅舎のある苫小牧方面ホームは北側に少しずれており、岩見沢方面ホームの北端とは跨線橋で結ばれている。上下線が離れているのは、貨物列車の待避線があったころの名残だろう。駅舎は1989年に建てられた洋館風、駅入口と物産館入口の上に三角屋根と小さい屋根の塔がある。駅設備と物産館は建物を共有する形なので中も繋がっている。物産館が閉まっている間は駅設備との間はシャッターで仕切られる。物産館では、地元のお菓子などの販売だけでなく、ディープインパクトなど周辺にあるノーザンファーム出身の競走馬をパネルで紹介しているコーナーがある。駅舎のない岩見沢方面ホームからも外に出れて、安平川を渡る橋にもつながっているが、渡った先の建物は少ない。早来駅は安平町の玄関口のためか、駅前広場は追分駅より広く整備されており、国道234号線に接している。先述した通り、苫小牧と厚真を結ぶあつまバスののりばが駅前広場にある。国道234号線の向こうは民家が建っており、駅前の通りを数分歩くと町役場にだどり着く。

早来発17時38分の岩見沢行に乗車、追分では対面の新夕張行に3分の接続となる。追分から10分、隣駅の川端には18時06分に到着した。川端は、新得へ向かって左側ホームに駅舎のある相対式、以前は2面3線だったが島式ホームの外側の線路のポイントや信号設備が撤去され相対式となった。両ホームは新得寄りの跨線橋で結ばれているが、跨線橋は駅舎と逆側にも降りている。階段へ降りるドアは開けられるが、階段を降りた先は背の高い草が生い茂り、立入はしにくい。以前はユニトピア川端というパターゴルフ場があったが、2010年に廃業、廃墟となった建物とスハフ44客車が残されている。スハフ44は『道の駅あびら D51ステーション』に移設すればいいと思うのだけど、修繕費だけでなく保守費用もかかるからな。赤い緩やかな勾配の屋根を持つ駅舎は廃止となった滝ノ上駅と同じ、入口から見ると川端の文字が大きくペイントしてある。左側に扉のない出入口、右側に扉のある待合室があり、出入口との間にも扉がある。出入口と待合室への階段付近は未舗装だが、その横は舗装されている。駅前の交差点では国道274号線が直角に曲がり、交通量は多い。沿道には個人経営のスーパーやドライブインがあり、民家も比較的多い。以前はこの川端駅と新夕張駅に滝ノ上駅があったが、今年3月の改正で信号場に格下げとなった。それに伴い、石勝線で普通列車が停車するのはこの川端駅になってしまった。特急列車を川端に停車させたうえで、石勝線全区間で特急料金を廃止すれば、普通列車を吸収廃止できるけど、特急料金廃止の方がコストがかかるのだろうか。どっちみち帯広からの始発が7時台なので、川端発6時32分の千歳行には普通として残ることになるだろう。川端が廃駅になっても、帯広方面からの特急と新夕張発普通が同じ停車駅で走る可能性が大きいと思うけど。

川端発18時58分の千歳行で折り返すことに、新夕張から来た千歳行は10数人乗っており、ボックスの確保はできなかった。西早来信号場で10分以上待たされ、追分から南千歳まで30分近くかかってしまった。南千歳着19時39分、札幌へは45分の快速エアポート手稲行があるが、54分の特別快速エアポートで千歳、恵庭、北広島通過芸をすることにした。この時間帯になると区間快速の設定がなくなり、快速4本、特別快速1本の計5本体制に、データイムの毎時5本よりは減る。そのためか、特別快速はデータイムより早い走行が可能となる。4分後には特急『おおぞら』があるから、同じ停車駅で早い走行をせざるを得ないとも考えられるけど。短時間とはいえ、快適に移動したいので、西早来信号場で停車している間にスマホのえきねっとアプリでuシートを購入、通常なら840円のところがチケットレスサービスで500円と安くなる。特別快速エアポートのロングシートは埋まっていたが、uシートは24席中5席しか埋まっていなかった。

南千歳を出た特別快速『エアポート』は、千歳までは80キロで流していたが、高架を降りると110キロ以上出すようになる。ただ、いつのまにか90キロくらいに減速している。恵み野を過ぎると再び110キロ以上北広島通過時は90キロだったが、エスコンドーム見ながら、100キロ以上まで加速した。上野幌を通過すると95キロ程度までスピードを落とし、加速することなく新札幌に着いた。札幌着20時24分、目的地は一つ先の桑園だが、4分前に着いた快速エアポート手稲行は別ホームから1分後の発車だったので、乗り換えは不可能、仕方がないので32分の小樽行に桑園へ向かった。

桑園駅近くの銭湯で一風呂浴びた後、22時丁度の岩見沢行で札幌へ、遅くまで開いている地下街の立ち食いソバで夕食を済ませ、札幌発23時35分の夜行バス『ニュースター』で釧路へ向かった。

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