JR東日本東北地方、青い森鉄道の改正概要は以下の通り。
●盛岡発8時台と16時台の、上り『はやて』(仙台以北各駅停車)を『はやぶさ』に変更、320キロ運転で6~9分の時間短縮を図る。
●秋田発705、1732と青森発543、1846の『つがる』を廃止する。それに伴い、秋田発854の『つがる』は20分繰上げ、1310発の『つがる』も29分繰り上げる。また、青森発951と1337の『つがる』は45分繰り上げる。
●仙石線に『石巻あゆみ野』駅を新設し、普通列車19往復を停車させる。
●石巻線(女川発1455、1625)から仙石線、仙石東北ラインへの接続を見直す。
●快速『仙台シティラビット』3往復全てを南仙台、長町に停車させる。
●「Suica」と「icsca」の相互利用サービスを開始する。
●14時台の大船渡線1往復の時刻を繰上げ、東京方面のやまびこと接続させる。
●小牛田1044発の一ノ関行、一ノ関945発の小牛田行を廃止する。小牛田850の一ノ関行は15分繰下げ、陸羽東線、石巻線から接続させる。
●新庄633の酒田行、酒田902の新庄行を廃止する。
●北上発17時台、北上着19時台の北上線のほっとゆだ~横手間を部分廃止する。
●大志田駅、浅岸駅を廃止する。
●つがる7号と2号の代わりに、秋田~弘前間に快速を新設する。(秋田発1730、弘前発629)、つがるの停車駅以外に土崎、追分、大久保、井川さくら、早口に停車させ、利便性を図る。弘前では青森発着の普通列車に4~5分で接続する。
●廃止になる『スーパー白鳥』『白鳥』の代わりに、青森~新青森・津軽新城間に新幹線アクセス用の普通列車を設定する。
●青森709の快速弘前行を706の普通大館行に変更する。
●つがる代替快速の設定に伴い、大館806の快速秋田行を普通に格下げする。大館613の快速秋田行については、『つがる』代替快速と同じく早口、井川さくら、大久保、追分、土崎に停車させる。
●羽後本荘702の快速秋田行を7分繰下げ、新屋、羽後牛島に停車させる。道川始発普通は、この快速に先行させる。
●湯沢643の快速秋田行を8分繰上げ、飯詰、和田、四ツ小屋に停車させる。
●『リゾートしらかみ4号』を千畳敷駅で15分間停車させる。
●秋田2320の新屋行を新設し、『こまち33号』から接続させる。それ以外にも、男鹿線列車や和田方面から『こまち10号』に接続させるなど、接続時間を見直す。
●大曲724の普通田沢湖行を1時間繰り上げる。
●東能代558の能代行を廃止する。また、14時台の東能代~能代間列車1往復を廃止する。
●青い森鉄道の快速列車7本のうち、4本を各駅停車に格下げ、青森~八戸間の列車も22往復から20往復に削減する。
●八戸~三戸間列車、青森~野辺地間列車、新青森乗り入れ列車も1往復ずつ削減する。
●浅虫温泉シャトルを3往復から4往復に増便する。
●青森駅でのJR線との同面ホーム乗換を中止する。
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北海道への経由地点となる東北地方のダイヤ改正、新幹線は『はやて』2本が『はやぶさ』化するだけに留まったが、在来線は特急『つがる』の見直し、秋田地区を中心とした快速停車駅の見直しが図られた。
『つがる』の一部廃止は予想外、新幹線開業で秋田と北海道の結びつきが強くなると思ったのだけどね。新幹線の新青森延伸時に、青森~大館間の『つがる』が設定されていたのが嘘のようだ。旧白鳥の朝上り『つがる』は、『はまなす』からの接続需要がなくなった青森口で普通格下げで、通勤需要の残る秋田口で快速格下げか。それでも所要時間は16分増(1割増)って、どれだけ遅かったのかと>『つがる』残った『つがる』は4号以外、北海道方面新幹線と接続、だがリリースには接続時間どころが新青森発時刻も掲載されておらず、そのことはわかりにくい。
特急の快速格下げは18きっぱーにとっては吉報、でも現行の酒田1537秋田1926の列車のスジがどうなるか気になる。この列車は陸羽西線からの接続がいいから、山形経由で乗り継げるのだけどね。どちらにしろ、青森から先に行くにはフェリーの手を借りないといけない。
仙石線の新駅『石巻あゆみ野』には仙石東北ラインは停車せず、石巻への需要の方が高いからだろうか。駅降りして、石巻方面へ向かう時は、陸前赤井まで駅歩きすれば後続の仙石東北ラインに間に合うようだけど、新駅へのアクセス方法を調べておかないと道に迷いそうだ。
『仙台シティラビット』は停車駅追加で、大河原までは館腰・太子堂だけ通過する列車に。長町、南仙台付近でのマンション建設で利用者が増えて、遠近分離できなくなったのだろう。来年の12月末には、常磐線の浜吉田以南が復旧する予定だが、その時にも改正があるのだろうか。
秋田も仙台のように、近距離区間での需要が強まったのだろうか。今回、快速停車駅になる駅の大半は秋田の通勤圏内なのだが。四ツ小屋は通学客だけでなく、ニュータウンの利用者が増えているのだろうか。
『白鳥』、『スーパー白鳥』の代替で青森~新青森間の列車を新設、朝の新青森発『白鳥』のように普通列車が10分以内に隣接しているところは、設定されなさそうだけど、送り込みがあるからな。白鳥廃止で青森~新青森間で特急に乗る時は料金不要という制度は廃止かな。はやぶさ3号からつがる1号への接続は良さようだけど、その前か後に普通列車が設定されそう。現状でも特急の津軽新城折り返しはあるけど、普通列車化で客扱いをすることに。列車本数によっては、津軽新城利用者は思わぬ恩恵を受けそうだ。
大志田、浅岸は廃駅、上米内から区界までの駅間は25.8㎞で、只見~大白川20.8㎞を上回り、JR東日本では最長の駅間になる。田子倉が廃止になる3年前までは、赤渕~田沢湖間18.1㎞がJR東日本最長だったから、盛岡支社が奪還した形になるのか。なお、両駅とも12月から冬季運休に入っているので、11日の土砂流入による運休以前に、事実上の廃駅になっている。
青い森鉄道は2年前の改正で、青森~八戸間で毎時1本を確保するようになったが、寝台特急による線路収入が入らなくなったせいか、快速を含め減便することに。青森~八戸間の減便分2往復は快速の各駅停車化分に一致するから、昼間の快速を廃止して、普通列車の運転間隔を調整する感じになるのだろうか。でもって、空いたスジに浅虫温泉シャトルを入れると。新青森直通は新青森発658を残すのみに。白鳥から化けた新青森シャトルと一本化した方が、同面ホーム見直しのフォローができると思うのだけどね。
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