3/13ダイヤ改正、都内のJRでは終電繰上げの他に、山手線の運転本数見直しなどが行われることになった
山手線は8時台、9時台に毎時1本ずつ削減、東京発8時台で外回り21本、内回り22本だったのを外回り20本、内回り21本にしている。副都心線開業直後の2008年頃では外回り24本、内回り23本だったが、2015年の上野東京ラインの開業で外回りの上野→東京間での需要が減少し、運転本数が5/6になるだけでなく、6扉車も姿を消した。京浜東北線はピーク時で毎時24本運転されているので、朝時間帯の田端~品川間では京浜東北線の方は運転本数が多いということになる。といっても山手線7に対し京浜東北8だから、京浜東北が連続するケースは約20分毎しか見られない。ピーク時の運転本数削減で運用数を2本減らしている。運用本数に余裕が出たけど、横須賀線などの転用の可能性は低いのではないかと思う。
終電時間帯の山手線は、外回りが池袋発0時30分と0時38分の上野方面品川行、大崎発0時41分の新宿方面池袋行を廃止、大崎→新宿→池袋での最終は19分、池袋→東京→大崎での最終は12分繰り上がり、京浜東北最終の2分後を走ることになる。新宿発池袋方面では0時41分が最終となり、総武線中野行より20分以上も早くなる。山手線内回りでは池袋発0時37分と0時50分の新宿方面大崎行を廃止、最終を27分繰上げ、池袋発0時23分としている。
その山手線と並行する京浜東北線は、東京発0時43分の赤羽行を上野行に、横浜発0時18分の上野行を蒲田行に、大宮発23時58分の蒲田行を赤羽行に変更して、20分以上繰り上げている。田端から品川については京浜東北の最終が終わった後も山手線が15分後まで運転している。蒲田行終電の1本後の赤羽止は埼京線池袋行に接続するが、池袋での山手線東京方面への乗り換え時間は1分しかない。終電を繰り上げたものの、品川から上野までは山手線より5分遅いことになる。京浜東北線はデータイムのダイヤも修正しており、東京~品川間で、南行を時刻繰り上げ、北行を時刻繰り下げして、東京駅での停車時間を短縮させる。このことで、田町、高輪ゲートウェイ、浜松町と秋葉原以北の間の所要時間が少し短縮する。
総武線各駅停車においては、東行は新宿発0時22分の津田沼行と0時38分の御茶ノ水行の運転を取り止め、0時12分の千葉行は御茶ノ水止に変更する。このことで御茶ノ水から西は新宿発0時08分が最終になる。総武線各駅停車の東行の最終は新宿発0時12分、これは中央線快速東京行の0時15分より早い。改正前も総武線各駅停車0時38分、中央線快速0時46分と総武線各駅停車の方が早かったが。西行は時刻を6~9分繰上げた上で最終2本を中野止に変更している。中野から先の最終は、新宿発1時01分だったのが0時35分に繰り上がる。
中央快速線は23時台後半から大きく時刻を変更しており、緊急事態宣言による暫定ダイヤ前に比べて、終電を30分繰上げている。新宿発0時台中央特快2本、快速3本を減らす一方、23時台で快速2本を増発する。増発となる快速は、東京発23時17分の豊田行、23時32分の豊田行である。また、23時45分の中央特快は快速に格下げて、八王子から先の終電としている。東京発0時台で運転されるのは05分の武蔵小金井行のみだ。改正直前の緊急事態宣言による暫定ダイヤだと東京発0時06分の高尾行が終電、武蔵小金井までは29分、豊田までは19分、高尾までは9分繰上げとなっていた。それと比較すると、武蔵小金井までは1分だけの繰上げだが、豊田はさらに10分繰上げ、高尾はさらに21分繰上げとなる。ちなみに、総武線各駅停車の三鷹行最終は秋葉原での接続が悪いので、東京駅からだと中央線快速武蔵小金井行最終に乗っても変わらない。
終電時間帯の見直し以外に、以下の行先変更も行なっている。時刻は改正後の東京発
659:高→豊 703:立→高 729:武→青 732:青→武
802:高→豊 804:豊→高 923:豊→高 927:高→豊
935:青→武 937:武→青 944:武→高 948:高→武
★952:青→立 954:立→武 1232:豊→立
1445:高→八 1455:八→高 1641:大→高 1650:高→大
★1724:青→立 1750:武→高 1754:高→武 ★1851:青→立
2117:立→豊 2120:豊→立 2154高→立 2200青→高 2206立→豊
行先を前後列車で交換するのが基本だが、★のような青梅線直通をやめて立川分断となる例、12時32分発のような豊田行を立川行に短縮する例もある。22時台前後は高、青、立から立、高、豊に変更、青梅線直通をなくして、立川~豊田間を増発している。青梅線から東京方面は、青梅発17時51分と19時08分を立川行に変更して、中央線への直通を止めている。
青梅線の終電関係は立川発0時43分の青梅行を廃止して、終電を22分繰上げる。また、立川発23時36分の奥多摩行を青梅止まりに、代わりに22時59分の青梅行を奥多摩行まで延長するが、青梅から先の終電は37分繰り上がる。また、23時43分の拝島行は廃止して、59分の青梅行は54分に繰り上げる。このことで、中央特快からの2分接続が、快速からの3分接続に変わる。五日市線は終電を繰り上げていない。
上り方向では青梅発22時55分を新設して、23時06分発、40分発を廃止する。終電は繰り上がらないものの、23時台は6本から4本に減る。青梅発22時44分は東京行だったのを三鷹行に変更する。三鷹では各停に3分接続、快速に8分接続となる。
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