3/13ダイヤ改正、JR東日本、IGRいわて銀河鉄道の改正概要は以下の通り。
●東北本線において、日詰発9時18分の盛岡行、盛岡発8時48分の日詰行を新設する。代わりに盛岡発13時40分の日詰行、日詰発14時11分の盛岡行を廃止する。
●東北本線の一ノ関発12時28分の盛岡行を12時46分に繰り下げ、『はやぶさ19号』から接続させる。
●花輪線において、盛岡発9時31分の荒屋新町行、荒屋新町発11時20分の盛岡行を新設する。
代わりに盛岡発20時40分の荒屋新町行の運転を取りやめ、19時20分の陸中花輪行を20時02分発に繰り下げる。
また、大館発16時20分の盛岡行を鹿角花輪止に短縮変更、代わりに大館発17時35分の鹿角花輪止にする。大館発19時12分の最終盛岡行については、荒屋新町以南で38分繰り下げる。
●IGRにおいて、7時台の盛岡~滝沢間列車を土休日運休とする。
●花輪線の時刻変更に伴い、盛岡発11時56分と20時00分の滝沢行、滝沢発12時20分と20時22分の盛岡行の運転を取りやめる。
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JR東日本、盛岡地区のダイヤ改正、花輪線で列車設定時間帯の見直しや、山田線の宮古口での減便が行われることになった。
東北本線では、盛岡着9時41分の日詰発を新設することに、このことで盛岡着が9時18分から57分まで空いていたのを15~24分の間隔とする。この列車は盛岡発9時50分の東京行「はやぶさ」に接続し、日詰、矢幅などから仙台、東京方面への所要時間を短縮する。
その一方、盛岡発13時40分の日詰行、日詰発14時11分の盛岡行の運転は取りやめる。正確にいえば、13時40分の日詰行は13時25分発に繰り上げて北上行に変更、その代わりに12時43分の北上行は廃止、一ノ関行は9~19分繰り上げといった具合になる。北上行の設定時間帯変更で、盛岡発11時54分から12時49分までタイムラグが発生する。東京からの「はやぶさ」は11時47分着があるので、接続に問題ない。
上りは、盛岡着14時34分の日詰発廃止に伴い、盛岡着13時58分の一ノ関発を14時14分に繰り下げ、それにより発生したタイムラグを後述の快速「はまゆり」が埋めることになる。この繰り下げの東北本線は、一ノ関で東京発10時44分の「はやぶさ」から9分接続、東京から平泉までの所要時間を2時間10分に短縮させる。
花輪線では、午前中の荒屋新町以南列車を増発することで、午前中の下り5時間40分、上り3時間50分のタイムラグを埋めることになった。以前は盛岡発9時35分の大館行が設定されており、2時間半、3時間の間隔となっていた。ところが、2年前の改正で廃止になり、それ以来東京をどんなに早く出ても、花輪線沿線に着くのは午後になっていた。北森辺りは盛岡駅から路線バスが出ているけど。
新設となる荒屋新町行の盛岡発は9時31分と、以前設定された列車よりは少し早い。ただ、前回の改正で新設された東京発7時08分の「はやぶさ」から7分で接続する。このことで東京から大更までの所要時間を3時間、荒屋新町までの所要時間を3時間37分に短縮する。ただ荒屋新町から先は改正前と変わらないから、高速バスでフォローするしかない。
一方、折り返しの荒屋新町発は11時20分で盛岡着は12時36分、東京行の「はやぶさ」には14分で接続する。この列車の設定で3時間50分のタイムラグは3時間を切るようになる。大館発10時22分の盛岡行は大館発10時29分に繰り下げ、鹿角花輪での停車時間を10分だったのを25分に拡大するなどして、盛岡着13時30分を13時56分に繰り下げる。「はやぶさ」への接続が20分ほどなのは変わらない。
午前下り1本増発した代わりに、盛岡発20時40分の荒屋新町行は運転取りやめ、それに伴い盛岡発19時20分の鹿角花輪行は20時02分に繰り下げる。つまり、荒屋新町以南の最終は40分ほど繰り上げ、荒屋新町から鹿角花輪までの最終は40分ほど繰り下げということになる。盛岡発20時02分の花輪線最終は「はやぶさ」からの接続が29分と余裕がある。
午後の上りは大館発16時20分が盛岡行、17時35分が鹿角花輪行になっていたのを、16時20分鹿角花輪行、17時35分盛岡行と入れ替えることに、さらに大館発19時12分の盛岡行最終を荒屋新町に29分停車させることで、時刻が40分ほど繰り下がることになった。このことで盛岡着16時31分、19時25分、21時57分と3時間、2時間半の間隔になっていたのが、16時31分、20時38分、22時44分と4時間、2時間の間隔になる。20時38分着の列車は最終「はやぶさ」に12分で接続、21時57分着は一ノ関行最終に接続していたが、22時44分に繰り下げることで北上行最終に接続することになる。2019年改正では、大館発17時31分が盛岡行だったのが鹿角花輪行になったから、今回の改正ではそれが復活することになる。
花輪線の設定時刻変更に伴い、IGRいわて銀河鉄道では滝沢折り返しの時刻の設定を見直すことになった。滝沢発12時20分は新設の荒屋新町始発に吸収、その影響で送り込みの盛岡発11時56分も廃止となった。12時10分発の八戸行もあるのでそれほど不便にはなってない。盛岡発20時00分の滝沢行も時刻変更の鹿角花輪行最終に吸収、折り返しの滝沢発20時22分も花輪線に吸収されている。この辺は花輪線の時刻変更をIGRいわて銀河鉄道のダイヤに合わせた感じもする。盛岡発9時31分や盛岡着22時44分はIGR線内でも純増だ。盛岡~滝沢間では7時台後半の列車も土休日運休となっている。10分ほど後には他の列車があるので大して不便になったわけではない。
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