●学園都市線にロイズタウン駅を新設する。
●学園都市線において札幌発19時台、20時台をそれぞれ3本に減らし、6両編成で統一する。また、データイムの12本を6両編成3両に減車する。
●小樽~札幌~江別間の普通列車10本を平日のみ運転とし、土休日の運転を取り止める。
●日高本線や室蘭本線などにおいて、2両で運転している列車を土休日のみ2両から1両に減車する。
学園都市線では、あいの里公園から2.8㎞、太美から1.4㎞のところに片面の『ロイズタウン』駅を新設する。名前の通り、チョコレートメーカー『ロイズ』の請願駅で10億円近い駅設置費はロイズの負担となった。ロイズ工場への観光客だけでなく、従業員の通勤需要も見込んだ駅設置で、利用客数は従業員だけでも約500人を見込んでいる。駅前広場は当別町が整備、8月に駅降りしたときは仮囲いで囲まれたが、去年12月から共用が開始された。こういうのがあるから、早めの駅降りというのも微妙なんだな。
停車するのは84本中75本で、下り4本(札幌発6時40分、17時30分、18時30分、23時37分)上り5本(当別発5時33分、6時00分、7時05分、18時12分、18時59分)の計9本は通過する。早朝と深夜は需要がないから通過だろうけど、18時台の通過は交換待ちの兼ね合いなのだろうか。駅周辺は、少し離れたところにロイズの工場があるだけで、近くの民家は少ないから『ロイズ』需要のない時間帯は通過でいいと思う。ただ、当別町が駅前広場を整備したから、少し離れた送り迎えの需要も見込んでいるからな。
早朝、深夜の通過列車より、データイムを中心にあいの里公園折り返しが設定されている分、利用しにくいかもしれない。下り12時台、上り13時台は1時間空くし、その前後でも40分開くからな。そう考えると、一本逃しても20分待ちとなる14時台後半から15時台に札幌行列車に乗れる予定を組むといいかもしれない。
新たに開業したロイズタウン駅の隣、石狩太美駅、さらにその隣の石狩当別駅については、石狩を抜いて、太美駅、当別駅とする。ロイズタウン駅が開業して、駅名票などが更新するからそれに合わせた改称だと思われる。札沼線の現存区間では1995年に東篠路を拓北駅、釜谷臼駅をあいの里公園駅、大学前駅を北海道医療大学駅に改称して以来、27年ぶりの改称となる。
このような、旧国名だけ抜く改称は意外に珍しく、ここ30年くらいを見ても、2012年に遠州鉄道で、遠州曳馬、遠州上島を、曳馬、上島に改称したくらいだ。北海道の駅名はアイヌ語由来の独特のものが多いから、旧国名のつくものは少なく、札沼線が昔乗り入れていた石狩沼田の他、渡島沼尻、渡島砂原、十勝清水、天塩中川くらいしかないのかと。
19、20時台においては、毎時4本の15分ヘッドだったのを、毎時3本の20分ヘッドに変更する。輸送力で見ると、6両3本と3両1本の15両から6両3本の12両で2割減ることになる。ただし、21時00分発は3両から6両になるので、それを含めると輸送力減は小さくなる。本数は減るものの20時00分発の石狩当別行が北海道医療大学行に延長変更となるので、北海道医療大学への60分のブランクは解消される。また、21時00分のあいの里公園行が当別行に延長変更となる。上りはあいのさと公園発20時08分の列車を廃止して、運転間隔をほぼ20分とする。
リリースには触れていないが、北海道医療大学発9時48分の列車は9時30分に繰り上げる。当別で7分停車することで10分の繰り上げに、札幌口で26分開いていたのを解消する。行先変更も行われており、13時00分の北海道医療大学行と13時20分のあいの里公園行を入れ替えることで、北海道医療大学へ20-60分間隔と偏っていたのを40分間隔とした。15時台はその逆に入れ代わり、北海道医療大学へは60-20分間隔となっている。
函館線普通は時刻変更はあまりないが、土休日運休列車を10本増やす。5往復全て走るのは、手稲~札幌間で、小樽~手稲は下り2本、上り1本、札幌から江別間は下り4本、上り5本となっている。手稲発11時00分はすぐ前に快速があるとはいえ、買い物需要がある時間帯の24分空きは微妙なところ。小樽発14時10分は、朝里と銭函で36分空きになるけど、需要はないからな。手稲発16時55分、17時57分も快速続行だから、快速通過駅や札幌から先では20分空きとなる。
上りでは江別発12時15分(札幌発12時52分)が運休になるけど、札幌発12時49分の快速があるので、小樽を含めた快速停車駅はそれほど不便になっていない感じだ。江別発19時14分が運休になることで、札幌までは30分空きに。それでも40分近く空く千歳線よりかはマシたけど。
千歳線普通は『北斗』の運転時刻変更に伴い、発車時刻を変更して『北斗』との順番を入れ替える。また、札幌発12時27分の苫小牧行を繰り上げて、12時16分の千歳行に変更する。この列車が千歳行に変更となったため、先行の11時53分の千歳行を苫小牧行に変更する。このことで、苫小牧への普通を約60分毎に平準化させている。それだけでなく、改正前は8分のタッチ差で接続しなかった苫小牧発13時30分の東室蘭行に20分で接続すようになった。
東室蘭~苫小牧間では、『北斗』の時刻繰り下げの兼ね合いで、苫小牧発10時21分の東室蘭行は10時04分に繰り上げる。また、苫小牧発17時35分の東室蘭行は、17時47分に繰下げ『北斗20号』から4分で接続させる。
東室蘭発12時14分の豊浦行は12時28分に繰り下げる。北舟岡で交換待ちが発生するため、その先は17分繰り下げとなる。東室蘭発16時18分の長万部行は、16時12分に繰り上げとなる。伊達紋別での4分停車は、有珠から洞爺間の北入江信号場に変更、その先は4分程度の繰り上げとなる。上りは長万部発15時29分の東室蘭行を15時34分に繰り下げる。礼文から先は7分繰り下げに、東室蘭での苫小牧行への接続時間は11分だったのが7分に短縮される。
日高本線は、苫小牧発10時19分の鵡川行を10時32分に繰下げ『北斗8号』から接続させる。また、苫小牧発19時16分の鵡川行も19時26分に繰り下げ、19時14分着の千歳線上り普通からの接続に余裕を持たせる。上りは、まず鵡川発8時37分を8時31分に繰り上げる。このことで苫小牧で『北斗1号』に4分で接続させる。鵡川発10時57分は11時10分に繰下げ、『北斗』への接続時間を短縮する。鵡川発19時58分は20時05分に繰下げ、20時57分の最終は22時11分に繰り下げる。苫小牧で接続するのは室蘭行『すずらん』だけで札幌方面への接続はない。
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