避難、停電、通行止め…市民ら不安な一夜
台風10号は30日夕方、道南地方に急接近した。函館市は土砂災害の恐れがあるとして、市内全域に避難所を開設。沿岸部の東部4地域を中心に住民が身を寄せた。道南全域では国道、道道の通行止めや停電が相次ぎ、雨と暴風の中で不安な一夜を過ごした。
住民ら避難所に続々 恵山地区
恵山地区では住民らが恵山中学校などに続々と身を寄せた。徐々に風と雨が強まる中、同地区では断続的に停電も発生し、住民らは不安な一夜を過ごした。
御崎町無職の泉富美雄さん(75)は午後5時半ごろ同校に避難。「家の裏が山で、がけ崩れなどに備えて早めに来た。早く台風が過ぎ去ってほしい」と話した。同6時半ごろ、近隣の住民が運転する車で同校に駆けつけた同町無職の長田キヨさん(95)は「暗くなってからでは歩けないので、隣近所の人と一緒に避難した。家のそばまで高波がせまっていたので心配です」と不安そうな様子で話していた。
同地区では午後8時現在、2カ所の避難所に8世帯14人が自主避難している。
恵山地区では住民らが恵山中学校などに続々と身を寄せた。徐々に風と雨が強まる中、同地区では断続的に停電も発生し、住民らは不安な一夜を過ごした。
御崎町無職の泉富美雄さん(75)は午後5時半ごろ同校に避難。「家の裏が山で、がけ崩れなどに備えて早めに来た。早く台風が過ぎ去ってほしい」と話した。同6時半ごろ、近隣の住民が運転する車で同校に駆けつけた同町無職の長田キヨさん(95)は「暗くなってからでは歩けないので、隣近所の人と一緒に避難した。家のそばまで高波がせまっていたので心配です」と不安そうな様子で話していた。
同地区では午後8時現在、2カ所の避難所に8世帯14人が自主避難している。
「50年住んで初めて」 南茅部でも自主避難
南茅部の川汲地区は、午後5時半ごろから風雨が強まり、時折「ゴー」という音とともに強い風が木を大きく揺らした。
南茅部総合センターには午後8時現在、3世帯7人が身を寄せた。
午後7時に母親と避難した男性(50)は「海のすぐ近くに住んでいるので、風雨がひどくなる前に避難した。天気が落ち着くまでいます」と話し、車で避難してきた女性(79)は「自宅の裏の斜面で工事をしていて、地盤が不安定。孫から『崩れるかもしれないから避難して』と連絡を受けて来た。南茅部に50年住んでいて、避難しようと思ったのは初めてだ」と心配そうにテレビのニュースを見つめていた。
南茅部の川汲地区は、午後5時半ごろから風雨が強まり、時折「ゴー」という音とともに強い風が木を大きく揺らした。
南茅部総合センターには午後8時現在、3世帯7人が身を寄せた。
午後7時に母親と避難した男性(50)は「海のすぐ近くに住んでいるので、風雨がひどくなる前に避難した。天気が落ち着くまでいます」と話し、車で避難してきた女性(79)は「自宅の裏の斜面で工事をしていて、地盤が不安定。孫から『崩れるかもしれないから避難して』と連絡を受けて来た。南茅部に50年住んでいて、避難しようと思ったのは初めてだ」と心配そうにテレビのニュースを見つめていた。
民家の屋根飛ぶ 松前で強風被害
松前消防署によると、町内では午後7時すぎの強風で月島、唐津地区などの民家で屋根が飛ぶなどの被害があった。
台風の通過に備え、町内では、午後5時11分、町内18カ所に避難所を開設。町役場では職員10人が庁舎内に宿泊し、警戒に当たっているほか、各避難所に2人ずつ常駐。退庁した職員も自宅で待機し、緊急招集できる体制をとった。
防災を担当する町総務課の職員は「甚大な被害が発生しないよう願っているが、この1、2日は気持ちを引き締め警戒したい」としている。
松前消防署によると、町内では午後7時すぎの強風で月島、唐津地区などの民家で屋根が飛ぶなどの被害があった。
台風の通過に備え、町内では、午後5時11分、町内18カ所に避難所を開設。町役場では職員10人が庁舎内に宿泊し、警戒に当たっているほか、各避難所に2人ずつ常駐。退庁した職員も自宅で待機し、緊急招集できる体制をとった。
防災を担当する町総務課の職員は「甚大な被害が発生しないよう願っているが、この1、2日は気持ちを引き締め警戒したい」としている。
木直ー銚子間 国道通行止め
函館市木直町と銚子町を結ぶ国道278号の8キロは越波の恐れのため、午後5時から通行止めとなった。
通行止め開始地点近くの木直漁港では、警備員の誘導で次々と車が引き返した。漁港にある高さ5メートルほどの防波堤を時折波が越えており、住民が心配そうに見つめていた。
近くに住む漁師の男性(79)は「これほどの波は2006年の爆弾低気圧以来だと思う」と話していた。
函館市木直町と銚子町を結ぶ国道278号の8キロは越波の恐れのため、午後5時から通行止めとなった。
通行止め開始地点近くの木直漁港では、警備員の誘導で次々と車が引き返した。漁港にある高さ5メートルほどの防波堤を時折波が越えており、住民が心配そうに見つめていた。
近くに住む漁師の男性(79)は「これほどの波は2006年の爆弾低気圧以来だと思う」と話していた。
そんなことが・・・・・
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