記憶

過去にどれくらい映画を見たのか、記録をこの三連休で付けていました。

あー、あんなの見たなー。

懐かしいなー。


なんてしみじみしていたわけですが。

おそろしいのは、最近観たと思っていたものが、実際は3年前だったりしたこと。


ついこの間のような・・・。

そう思って自分の過去のレビューを見ると2015年だったりする。


歳をとるにつれて、そうなってくるとは聞いていましたが、ついに僕も。。



先日、30には見えない！なんて言われて喜んでいましたが、31ですもんね。

おそろしか。

生きる

生きていると、色々なことがあります。


自分の思った以上のできごと。

どうやっても自分の思い通りにならないこと。

思い通りにならないときに、気持ちを切り替えたいのに、それすらもどうにもならないこと。


人に対して、不義理を働いたこともしばしば。

多分、僕に対して、負の感情を抱いている人も沢山いると思います。


そういう、どうしてもプラスよりもマイナスばかりだと思ってしまうときに、なぜ僕は生きているんだろう、ということが頭の中に浮かびます。


色々な意見を読みましたが、

・生きている意味とかそういうものの正解はない。

・生きていてはいけないときは、天災をはじめとした何かにより、命が終わる。
それまでは生きていてはいけないってことはない。

・生きているだけで、必ず誰かのためにはなっている。


ということのようです。


正直、よく夢に出るくらい、葛藤があるけれども、命を取られる程ではないということなんでしょうね。



生きる。


あっさりとした文字ですが、果てない深さがありますね。

真実と幻想と

西日本の豪雨。

テレビで見ていて痛々しい、というか言葉がないわけですが。。

そんな中チャンネルを回すと、バラエティやスポーツなどが絶え間なく放映されている。


本当に申し訳ないことに実感がわかないのです。

どこか、別の世界のような。


70人以上の方が亡くなり、同じくらいの方が行方不明になっている。

新幹線で2時間くらいのところの話です。


でも東京にいると、いつもと何も変わらなくて、雨なんて嘘のようです。


こんなとき、東京にいる僕らは何をすれば良いんでしょうか。


本当にわからない。。



また、もう一つ思ったことがあります。


昔と比べて、最近は天災が本当に多い。

天災に限らず、色々な事件も起きていて、子供は1人で歩けないような状況です。

そんな世の中で正直なところ、生きていくのが怖いです。

また、家族を失う可能性もある訳でなによりもそれが一番怖いのです。


でも、来月、子供が生まれます。

これ自体は本当に嬉しいことで、どんな子なのか、早く顔を見てみたい・・・そんな気持ちです。


けれど自分は、今3歳のムスメだけでなく、そんな怖い社会にもう一人放り込もうとしている。

なんというか・・・・・・罪悪感みたいなものを感じるのです。


あまりにもネガティブすぎるかもしれないけれど、最近のニュースを見ていると、楽しいことよりもそういうことばかり考えてしまいます。


幻想の中で生きていけたらなー。。


現実逃避ばかりしてるな・・・(笑)

ネガティブフェチ

どんなに良いことがあっても。

どんなに問題なくとも。


僕はどうも、悲観的な気分にならないと気が済まないらしい。

ある意味、気持ちが落ちていることに満足するというか、悦に浸るというか。

そういう時間がないと、落ち着かないのだ。



暗ーい絵を眺めたり、

デスメタルを聴いたり、

憂鬱なことを考えたり。


そういう時が、自分にとって大切なんだと思う。

ある意味、戒めみたいなものなんだろうか。



不安感を楽しむってことですかね。

変な趣味嗜好だな。。

カオカオ様が通る〜感動したとき〜

諸星大二郎先生の漫画で、

カオカオ様が通る

という話があります。


その中で、これまでで1番感動したときに死を選ぶ民族が出てきます。

なぜ死ぬのか？

それは、人は1番感動したときが1番幸せで、幸せなまま人生を終えるのが良いから、と解説されています。


自分が、最近というか、数年単位でやる気が起きない理由がなんとなくわかってきた気がします。

それは、すごーーく感動できる、心を揺さぶられるような出来事を体験していないから。
または、体験できる気がしないから。


これまで生きてきた中で1番感動したのは、おそらく柏レイソルがリーグ優勝をした瞬間でしょう。

現地で立ち会えて、終わった後、涙が止まりませんでした。


あそこまでの体験を、おそらく今後味わえないのでしょう。


どーせ、あれ以上感動できることなんて、今後ないんだろう、などと冷めた気持ちで日々を過ごしている自分に問題はあります。

ただ本当にそれ以上の体験が思い浮かばないのです。


とはいえ。


思いがけず心打たれることもあることは事実。


もう少しだけ前向きに、感動する瞬間を探してみようと思います。