もうやめようよ。
復讐のために栄光を求めるのは。
あなたに必要なのは、復讐の美酒に酔いしれることではなく、優しい隣人の慰めと励まし。
あなたは傷ついたその日から、ずーっとそれを求めていたね。
でも、誰もそれに気づいてはくれなかった。
したいことをしているつもりでも、あなたは寂しかった。
世間は厳しいって、したり顔でいう人たちはいるけれど、その人たちは仲間とその厳しさを潜り抜けてきた。
でもあなたは、たった一人で世間の荒波に立ち向かい、ある時は、弱い仲間の防波堤となって、彼らを守りはぐくんできた。
あなたのために、誰もそんなことをしてくれる人はいなかったのに。
もういいよ。
我慢しないでいいよ。
優しい人の胸で涙を流し、あなたを傷つける人に立ち向かっていいから。
それをずーっと我慢してきたんだね。
もういいよ。
我慢しなくて。
仏さまってね、すべての現象の目撃者なんだって。
だから助けてくれないよ。
神様ってね、すべての出来事の計画者なんだって。
だから本当の黒幕は神様だよ。
あてにならないものに助けを求めたってしょうがないじゃない。
強くなって自分を守ろうよ。
そして仲間を傷つける奴らに立ち向かおうよ。
もう我慢の時代は終わり。
これからは、私たちの時代が来るよ。