第2話
『恋は傷つくから嫌!?
枯れ女達の大逆転!?』
自分の誕生日に呼び出され、
優に結婚すると言われた恵美。
帰宅すると咲と真子が迎えてくれて、
そのことを話し、さっさと部屋に戻ってしまう。
友達以上、恋人未満は幸せか?
翌朝、いつも通りに戻って、
真子が作った朝御飯を食べていた恵美。
「結婚した訳じゃあるまいし、
奪っちゃえばいいのよ。」
そう言う咲に、恋人じゃなく親友でもいいんじゃないかと恵美。
「恋人は別れたら終わりだけど、
親友に終わりはないじゃん。」
「まあ、恋の賞味期限は4年って言うけど、
友情の賞味期限は聞いたことないもんね。」
真子は木崎と目が合ったが逸らしてしまう。
ハロウィンパーティーの打ち合わせをする拓海と美鈴。
ボールペンがないのに気付いた拓海。
美鈴からのプレゼントだったらしく、
昨日の服に入れっぱなしだと嘘をつく。
会社でやっぱり木崎を避けてしまう真子。
恵美は仕事のあと会社のみんなで飲み会。
結婚の話題になり、彼女が結婚を迫ってくると高橋。
それを田村が慰める。
「高橋くん。 焦る必要はない。
君はまだ人生の朝7時なんだから。」
「人生の朝7時?」
「そう。 人生時間。
年齢を3で割ると、
人の一生を24時間に例えた時の
今の位置が分かる訳。」
「なるほど。 俺は21だから朝の7時。」
「じゃあ、私と優は27だから朝9時。」
「まだまだ午前中だな。」
美鈴が2人の家を建てようと提案するが、
ここで充分だと乗り気ではない拓海。
恵美たちは飲み会を解散。
田村が高橋をラーメン屋に誘う。
高橋が優と恵美のことを田村に聞く。
昔一度付き合ったことがあるが、
2週間で優が振ったと話す。
親友の方がいいらしいと。
優と恵美は一緒に帰ってる途中。
ひかりが親に会って欲しいと言うと。
しかも今週中。
そのことが全く理解出来ない優。
恵美は結婚のこととか
ちゃんと考えたいんじゃないかとフォローしてみる。
「そりゃ、俺だって考えてるよ。
ほら、俺の母ちゃん札幌だろ?
だけどやっぱ照明の仕事はこっちの方が多いからさ。
ゆくゆくは母ちゃんこっちに呼んでとかさ。
だけどそんなのまだ・・・」
「まだ一々話したくないんだね。」
「うん。 なのになんでも話せって。
全部知りたいからって。
あ~あ。なんで女ってさ、
なんでも言わなきゃ分かんない訳?」
「まあ、男は言わなくても分かるって信じてるし。
まあ、女は女で言わなきゃ分かんないって思ってるからね。」
「おお~。 深いね、藤井先生。」
お前にはなんでも話せんのになと言う優に、
ひかりにも素直に話してみたらと恵美。
「言えねえよ。 かっこ悪くて。
ホントなんでお前には話せんだろうな?」
仕事のことで美鈴のところに行った恵美。
家を建てると言う情報を聞き、凄いと言う。
しかし美鈴の反応がイマイチ・・・
恵美のところに仕事でやって来たひかり。
そこへ優が入って来て、恵美と話す優を見ている。
2人の仲が気になるようで・・・
真子は木崎に呼ばれ、
会社であからさまに避けないようにして欲しいと。
「木崎さん、私のこと好きですか?
好きだからああいうことしようとしたんですよね?」
「そりゃ、まあ。 嫌いじゃないし。
可愛い後輩って言うか、
友達から始められたらなって。」
「処女。」
「えっ?」
「処女は重いって私のことですか?」
そこへ木崎が呼ばれ、行ってしまう。
家に帰って2人に話す真子。
「友達から? それってさ、言い訳だよ。」
「言い訳?」
「男が友達から始めようって言うのは、
体のいいお断りのサイン。
君とは恋人関係になれないよって、
やんわりと釘を刺してるのよ。
まあ、きっぱり断れない男のズルイ言い訳ね。」
「でも、友情から始まる恋もあるとも言いますよね。」
「ない」と咲にきっぱり言われてしまう。
でも恵美だってと食い下がる真子。
「あのね、真子。
あんたと藤井先輩は違うの。
藤井先輩の場合、行き着いた先が友達だった訳。」
「行き着いた先?」
「そう。 その彼との関係のゴールが親友だった訳よ。」
「だったら私だって友達から始めれば。」
「だからあんたは違うの。
あんたはスタートから友達って言われちゃってんだから、
恋愛に発展する可能性なんて有り得ません。」
そこから言い合いになってしまう咲と真子。
2人は部屋に戻ってしまい、取り残される恵美。
仕事の打ち合わせをしていた恵美と優。
恵美が呼ばれて出て行くと、
高橋が優に別れた理由を聞いた。
「付き合おうと思った女を、
どうしたら2週間で振ることが出来るんですか?
いや、俺がガキかもしんないっすけど、
そういうの分かんないんすよね。」
「あれはね、俺が振られたようなもんなの。」
呼び出された男と会う咲。
真子に言われたことが気になって、
男に色々聞いてみる。
お互いラクってことでいいじゃんと言われる。
「でもさ、それって分かり合えてるから
ラクなんじゃなくて、
ここに気持ちがないからラクなんだよね。
友達って言うけど、ここには友情もないよね。」
そして何もせずに帰って行く咲。
打ち合わせする拓海と美鈴。
このまま帰るなら一緒にと言う拓海に、
まだ仕事が残ってると美鈴。
「拓海。 この間の家の話だけど。
もう一度考え直してみない?
私たち夫婦の在り方。」
「結婚してもそれぞれ自立した生活を
したいって言ったのは君の方だよ。」
「そりゃそうだけど。
時間が経てば変わることもあるよ。」
「そうかもね。」
そう言い、拓海は帰って行く。
車に乗っていた拓海は、
バス停にいた咲を見かけ、声をかける。
送ってあげると言い、咲を車に乗せた。
「駅で良かったんだっけ?」
「別に駅に用事はないですけど。」
「え?」
「この車に乗るつもりもなかったし。」
「ああ・・・ゴメン。
なんか無理矢理乗せちゃったね。」
「別にいいですよ。
どっか行きたい気分だったし。」
「どっか行きたい気分か。
じゃあ、もうちょっと付き合ってもらってもいいかな?」
イベントを見に来た恵美と優。
そこにひかりもルミと来ていた。
海岸付近にやって来た咲と拓海。
拓海にボールペンを返そうとしたが、
やっぱりやめる咲。
もう少し貸してと言い、
代わりにピンクのペンを渡す。
恵美と優の側に来たひかりとルミ。
微妙な空気が流れる。
イベントで運命ゲームが当たった恵美。
その話で盛り上がる恵美と優の間に
入っていけないひかりは、
パンフを貰いに行くとその場を離れる。
その時、停電が起き、
恵美は運命ゲームを下に落としてしまう。
ゲームは色んな人に踏まれ・・・
電気が付いたら優がひかりを気遣う姿を見て、
ちょっとショックな恵美。
咲は家の側まで送ってもらう。
飲み物を零すフリをし、拓海の携帯番号をゲット。
家に入ると真子が料理中。
そこへ恵美も帰って来た。
潰れた運命ゲームを見せる。
守ってもらえなくて潰されちゃったと恵美。
「でも仕方ないよね。
それ、私。 私だからさ。」
3人で運命ゲームを始める。
「うわっ! ねえ。
ここまで来てスタートに戻るだって。」
「なんだ。
結局スタートもゴールも一緒ってことですか。」
「あ、咲が言ってたことと一緒だね。」
「えっ?」
「ほら。 友達ってアートで、私にはゴール。」
「ああ~。」
「チェーホフも書いてます。
男女が友達になる順序は決まっている。
まずは親友。 それから恋人。
そして最後にやっとただの友達になる。」
「ふ~ん。 深いね、チェーさん。」
「でも私は、友達から始まる恋もあるって思いたい。」
「私はゴールもありなのかな。」
「咲先輩は?」
「私はもう始まってるも~ん。」
翌朝、恵美は相変わらず優と仲良く話をする。
現状に満足する恵美。
友達以上、恋人未満。
それは時に恋の始まりであり、
ゴールでもある。
波風立つこともない代わりに、
とろけるような幸せもない。
木崎にお弁当を渡そうとする真子。
正直重いと言われる。
「それは、やっぱり処女・・・」
「そういうことじゃなくて、半沢さん自信が。
そういうの、俺ちょっとキャパオーバーだから。
ゴメン。」
仕事先の料亭でひかりを目撃した恵美。
ひかりはお見合い中だった。
友達から始まる恋もあるとは思う。
けど、真子は確かに重いかも・・・(‐∀‐;)
頼んでもないのに弁当渡されてもね。
咲は危ないね~。
不倫にいきそうだね・・・(-_-;)
そして恵美はどうなるんだか。
第1話
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