往年の夜行列車、その雰囲気を味わえるという列車を大井川鐵道が運行。演出のための様々な仕掛けがポイントです。
客車列車名物の“ドカ停”まで再現
大井川鐵道が2015年10月18日(日)、鉄道ファン向けの列車貸し切りツアーを行います。機関車が引く旧型客車に乗車し、往年の夜行列車の雰囲気を楽しめるという内容です。
列車は、E101電気機関車と旧型客車3両で編成。かつて長距離鈍行列車の名物とされた“ドカ停”(駅での長時間停車)や、国鉄時代に車内放送でよく聞かれた客車用チャイム「ハイケンスのセレナーデ」も再現されます。
また行きの乗車券は、昔懐かしい手書きの車内補充券を用意。車内販売の飲料類は、車内の栓抜きを使ってもらうために、あえてビンで提供されます。
客室内の一部広告スペースには、旧国鉄のキャンペーン「いい旅チャレンジ20000km」のポスターを掲出するなど、細かなところまで鉄道ファンの心をくすぐる演出がなされます。
なお折り返しの千頭駅では、客車の室内灯が点灯した状態で編成写真を撮影できる時間も確保されています。
このツアーは予約制で、旅行代金は交通費・夕食・保険代を含めておとな8500円、こども6500円。参加者全員に、大井川鐵道創立90周年記念の乗車券がプレゼントされます。
定員は80人。9月30日(水)の9時から電話で申込みが可能です。大井川鐵道は「客車らしい静かな停車時間をお楽しみください」としています。
もう25年ほど前になりますけど、四国の高松から大井川鉄道まで、移籍(?)のために回送された旧型客車も走るのでしょうかねぇ。
追っかけ取材した懐かしい思い出も甦りますよ。