先月数寄和さんに頼んでおいた絹本の裏打ち、完成したとのことで取りに行きました。
絵の具が流れることも色が落ちることもなく、
あんなに厚塗りで、おまけに裏にも描いてあったのに
みごとにそのままの姿で裏打ちされパネルに貼られていました。
絹の縮みはありましたが、これは仕方ないこと。
横は左右で1センチ、縦は上下で2センチくらいです。
額に入れても縮んだ部分が目立ちます。
ので、厚紙をカットしてマットを作りごまかそうと思ってます。
しかしこの裏打ちで感動したのは、実は表ではなくパネルの裏。
なぜ和紙が貼られているのかな、と思い家に帰ってからじっくりと見たら、
ひび割れとつぎはぎがいっぱい!!
それを補強するための和紙だったんですね!!
大きなパネルならともかく8号サイズでこんなにひび割れ&つぎはぎパネルっていうのは初めてみました。
このシナベニアパネル、日本画に適した高級パネルとのことで1500円取られました。
普通のシナベニアパネルの2倍のお値段なんですよ。
なんていうか裏打ちの見事さより、このパネルのほうが印象的でした。
ここまでしてひび割れパネルを使うというのは、なんというか……すごい……。
関西商人の抜け目無さを感じましたね。
数寄和さんは高いし、パネルいい加減だし、多分2度と頼まないと思います(笑)。
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