筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

絹本裏打ち

2014年07月12日 | 日本画・絵

先月数寄和さんに頼んでおいた絹本の裏打ち、完成したとのことで取りに行きました。

絵の具が流れることも色が落ちることもなく、

あんなに厚塗りで、おまけに裏にも描いてあったのに

みごとにそのままの姿で裏打ちされパネルに貼られていました。

絹の縮みはありましたが、これは仕方ないこと。

横は左右で1センチ、縦は上下で2センチくらいです。

額に入れても縮んだ部分が目立ちます。

ので、厚紙をカットしてマットを作りごまかそうと思ってます。

しかしこの裏打ちで感動したのは、実は表ではなくパネルの裏。

なぜ和紙が貼られているのかな、と思い家に帰ってからじっくりと見たら、

ひび割れとつぎはぎがいっぱい!!

それを補強するための和紙だったんですね!!

大きなパネルならともかく8号サイズでこんなにひび割れ&つぎはぎパネルっていうのは初めてみました。

このシナベニアパネル、日本画に適した高級パネルとのことで1500円取られました。

普通のシナベニアパネルの2倍のお値段なんですよ。

なんていうか裏打ちの見事さより、このパネルのほうが印象的でした。

ここまでしてひび割れパネルを使うというのは、なんというか……すごい……。

関西商人の抜け目無さを感じましたね。

数寄和さんは高いし、パネルいい加減だし、多分2度と頼まないと思います(笑)。

 


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