毎日ココさん ココ惚れ日記 in Texas

元保護犬ココさんとのアメリカ犬連れ生活記。

ビビりとチビリとガルガル

2016-08-13 | 日記

 

とある遺伝学雑誌(BMC Genetics)にワンコの性格と遺伝子多型という論文が掲載されたと情報誌に出ていました。

http://www.genengnews.com/gen-news-highlights/dog-fear-and-aggression-genes-related-to-human-anxiety/81253083/

ちょっと面白いと思ったので紹介したいと思います。

この研究では性格がわかっている数百の犬の遺伝子情報を網羅的に調べて、怖がりとガルガル(凶暴)に関与する遺伝子多型を発見しています。検証実験もちゃんと二回違うワンコのグループで行っているので、かなり正確な研究ですね。著者らはこれらのワンコの性格に関連する遺伝子は実はヒトの性格にも当てはまるのではないかとも言っています。

怖がりとかガルガルって血統書付きのワンコではある程度は予測可能だと思うんですが、ココさんのようにどこで生まれたのか親はどんな犬だったのかがわからないワンコにとってはいい情報になるのではと思います。その多型をターゲットにした薬を作って治療を行ってワンコもオーナーもハッピーになる。良いですね。

ただ遺伝子検査の結果でガルガルの可能性持っているからと、その多型を持っているワンコの引き取りを嫌厭するような風潮が出てきてしまわないかちょっと心配です。

マルさんも病気のなりやすさを調べるためにココさんの遺伝子検査をしたいと思っているのですが、この多型も見れるかな?

特にこの二つ、”The researchers also notice that two other loci (between GNAT3 and CD36 on chromosome 18, and near IGSF1 on the X chromosome) are associated with several traits, including touch sensitivity, nonsocial fear, and fear and aggression that are directed toward unfamiliar dogs and humans.”

触られる(touch sensitivity)のは大丈夫だけど、社交性のないビビり(nonsocial fear)と知らないワンコとヒトに対してのビビりとガルガル(fear and aggression that are directed toward unfamiliar dogs and humans)はバリッと持っているので、この遺伝子多型あるかもw



 


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2 コメント

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Unknown (みゆき)
2016-08-14 06:09:36
こんにちは。
これは面白そうな記事ですね。後で呼んで見ます。
うちのさちはニュージーランドヘディングドッグですが、初めての人、初めての場所が極度に苦手です。ニュージーランドヘディングドッグのほとんどの個体に見られるものなので、遺伝子が関係しているのだろうという俗説がありますが、まさにそれを証明していますね~。
ニュージーランドへディングドッグ自体が雑種扱いですので、固体差が大きいとおもいますが、遺伝子を調べて見ると面白そうですね。
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Re:Unknown (マル)
2016-08-14 06:55:29
みゆきさん、コメントありがとうございます!

ニュージランドヘディングドッグ、初めて聞きました。こちらでもあまり見かけない犬種だなと思っていました。せっかくなのでググってみたら、牧羊犬の犬種、お利口さんなんですね。

犬の遺伝子って面白いですよね。
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