本・荻原浩 「オイアウエ漂流記」

2012-03-30 05:28:03 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶対絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作。

 オイアウエ~・・・はトンガ語

「明日の記憶」の作家さん。かたいのかな?と思いきや、と言っても読んでいないです。映画で観ただけ・・・で、「愛しの座敷わらし」でおもしろ~い!と、はまりました。
だからこの作品 「オイアウエ漂流記」も楽しめるだろうな~と図書館で予約し受け取ってみたら分厚い文庫にびっくり  
が・・・終わりに近付くと え~~~もう終っちゃうの~・・・ 
無人島でサバイバル  ご一緒にどうぞ~  で、とても楽しく読めました。 

人間が面白い!もう会社にいるわけじゃないんだからバシッと言っちゃえ~ったって、なかなか言わないのよ、言えないのよ。上司だったり、取引先だったりで・・・でもそのうちにね。
慰問が目的のじっちゃんと一緒に来た小学生の仁太が楽しんでいます。無人島にはどでかい昆虫がいたり、見たこともないものばかりで・・・
1/3ほどのところで、白人のサイモンが何者かってことが読者にはわかって、ますます面白くなるわけ・・・

飛行機が落っこちて無人島で~なんていうと悲惨な状況がうかんだけれど、ドタバタ!
長いこと居るから小さな島でも果物をみつけ、ヤシガニ、ウミガメ、こうもりを食べ、なんとか暮らしています。
子供の仁太と新婚妻の早織さんがいることによっていい感じになっているような。
その早織さんのお腹がだんだんふくれてきていますが・・・誰の  

たぶん・・・亡くなってしまったとおもわれる機長。その愛犬のセントバーナードからも子犬が・・・でもね 

飛行機が行方不明になって捜索打ち切りなんてことになっているけれど、この人たち助かりますか~?

最後は えっ!えーーー!

 読み終わって、無人島に行くならこの本持って行こうっ! と思ってあとがきみたら・・・

”読み終えた時「無人島に1冊持っていくなら何にする?」という、よくありがちな質問をされたら、自分はこの本を挙げようと思った。荻原浩さんの オイアウエ漂流記。”

と、書いてありました。


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