アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

和紙と旅する風景 始まりました!

2013年08月01日 | 作品展のこと
いよいよ、名古屋市内金山駅すぐのANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
2Fカフェレストラン「オーキッドガーデン」内ペストリーブティックにて、

『和紙と旅する風景』 と題した、私の作品展が始まりました!

紙の繊維を染めて漉き、それを糊などを使わず手縫いだけで形にした照明の作品の
バッグのあかりの新作が2つ。写真を和紙に印刷し、和紙のパネルに貼った作品が
新作3点を含め7点、和紙で作った小さい紙飛行機『和紙ひこうき』も登場
そして、すべての紙を自分で漉き、文を書いて製本した和綴じ本『あのころ』。
それらが並んでいます。今後は徐々にアイテムが増えていく予定なので、後半の方が
充実しているかもしれません。なお、今回は全てご購入していただけます。

ここ数日は毎度のことながら「鶴の恩返し」のように身を削りながら
ひたすら制作に追われ「間に合うかなぁ、間に合うかなぁ…」と呟きながら
まともな食事もできず朝も気になって5時半には目が覚めて動き出すという
生活を送っていました。

せっかくの初日のお知らせなのに、長々と苦労話みたいになってしまうので、
間に作品の写真をはさんでいきます

昨日は夜の搬入までもそんな感じで、まだキャプションができていない、
製本の仕上げができていないような状態で、吐き気がするほどの追い上げをし、
なんとか会場に持ち込むことができました。


縦長は今回のメインの写真「私の原点」と言ってくださった方も。
『空と海のまじわるところ』。左は今回の新作『次の空にあるもの』
右端に『和紙ひこうき』が揺れています。


まず、お忙しい中搬入設置を手伝っていただいたお二方、本当にありがとう
ございました。頭がぼーっとして、うまく受け答えもできていない私でしたが
そして、気が回らず失礼な態度をとってしまったかもしれませんが、それでも
いろんな雑事をお願いして、思いっきり甘えさせていただきました。
本当に感謝です!お二人がいなかったら時間内に終わらなかったでしょう。

搬入以前の制作中も、私の細かい相談事にも対応してくださり、一人戦場のような
状態の私を助けてくださいました。設置時に立ち会った関係者の方にも
キャプションの組み立てなどお願いしてしまいました。すみません!


写真がメインに並んだ正面の壁側上段。左から『ひとりでもひつじでも』
『巨大鳥の航跡』『次の空にあるもの(新作)』『空と海のまじわるところ』
『ずっと行ってみよう(新作)』『翼が見える?』
ニュージーランド、パリ、愛知県、岐阜県で撮った写真です。


ワイヤーアート作家の水谷一子さんはご自分の展覧会の搬入が始まっているのに、
わざわざ来ていただきありがとうございました。

もう一人の方もお仕事やらなんやらで手一杯なのに遠くから…。でも、今回は
この方がいなかったらここまではできていなかっただろうなぁ。今回の写真の作品の
中にはそんな思いを込めた1枚も含まれています(ホントか?!) 多分、
展示期間中まだまだ頼ってしまうことでしょう。どうか、よろしくお願いします。


バッグのあかり、どちらも新作です。左が紅茶、右がアフリカ土産でもらった
ルイボスティーで染めています。LED電球の「影美人」を使用。
トップの写真はルイボスティーの作品です。
間のパネルは『放射線の行方(新作)』フランス・ボルドー駅の写真です。


他にも、時間がない私の代わりに区役所に手続きに行ってくれたやまさんや、
この人にしか言えない弱音を受け止めてくれた、私の作家事情に詳しい和紙仲間で
ヨガインストラクターのあきこさん、同じような立場で仕事の悩みを打ち明けつつ
気持ちや体のこと話し合えるヘアスタイリストのまこさんなど、私の弱い部分を
吐き出させてくれて支えてくださった友人のみなさんのおかげでもあります。
もちろん親や家族にも感謝!


『和紙ひこうき』 ステンレスのスタンド付き。かわいい
これからもっと改良されるのでお楽しみに!


どうかお近くにお越しの際は、ぜひお越しくださいね。
レストランで食事しなくても入れます。テイクアウトのパンやケーキ売り場の
ところです。通常、私は会場にはおりませんが、メッセージ箱を設置したので、
何かありましたら、そちらに入れておいてください。ちょくちょく覗きに行きます。
コメント
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