アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

フランスから日本へ帰る日

2013年03月10日 | フランス Bordeaux~Paris
12月3日

朝、ゆっくりしなさいねと言われたので、8時頃に起き9時くらいに着替えて
朝ご飯をいただいた。たくさんのジャムやジュースを用意していただき、
パンも美味しくて、朝からたっぷり食べてしまった

ジャックさんはすでにJALを定年退職していたが、奥さんのファビエンヌさんは
学校で生徒の親と電話で話す仕事があって、その日は2時に出勤とのこと。
特にパリで観光する予定もなかった私は、お昼までのんびり荷物をまとめたり
猫のミッちゃんと遊びながらジャックさんやファビエンヌさんと話をしていた。

ジャックさんが、ランチは近所にお勧めのチャイニーズレストランがあるから
そこに行こうと誘ってくれた。3人で雨の中、歩いて行くと、なぜかお休み。
そこで近くのクレープリーでガレットを食べることにした。

私としては中華料理よりもパリでガレットを食べる方が魅力的だったので
ラッキーと思った



マンションに戻る途中の駅で、仕事に向かうファビエンヌさんとはお別れとなり、
ハグして感謝を告げ手を振って別れた。ガレットを食べながら、「私にとって
フランスの家族のように思う」と言ったら、嬉しそうに微笑んでくれたのが
印象的な、優しいお母さんである。本当にありがとうございました。

部屋に戻ってから、ジャックさんとNHKの海外放送をみながら出発の時まで、
二人でいろいろな話をした。その時、映像で流れた日本での高速道路のトンネルの
屋根が落ちた事故のことから東北の震災の話になり、それから通貨がフランから
ユーロになった時のことや「人生で一番大事なものは何だと思う?」との話まで、
本当にいろんな話。

3時半頃、ムリエルさんのボーイフレンドがバイクで来て、ジャックさんの車を
運転してジャックさんと一緒にシャルル・ド・ゴール空港まで送ってくれた。
水泳のコーチの仕事をしていて、今日はお休みだとのこと。昨夜、きっとその話を
していたと思うけど、私が分かっていなかったので、そこで初めてお礼を言った。

ムリエルさんと彼は今年結婚されるとのこと。
物静かでとてもやさしい感じのする人だ。きっと幸せな結婚になると思う。
 昨夜の二人とミッちゃん

ジャックさんをはじめ、ご家族のみなさん、本当にありがとうございました。
フランス人の性格についていろいろ言われていたりするけど、私が知り合った
フランスの方々は、みんな親切で気持ちが通じ合える人ばかりだったと思う。
今回のボルドーやパリだけでなく、前回のパリや、日本でフランス語をきっかけに
知り合ったフランスの方々も気持ちのいい人ばかりだった。
これが偶然だと言われるのなら、その偶然に感謝したい。


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