ひなげし日記

本と映画とお芝居と…

「夢千代日記」、「薄桜記」、「見上げてごらん・・・・」

2015年01月21日 | お芝居の感想

N者組合の仲間に声をかけられ、観たいと思っていた「薄桜記」、1月14日京都南座までバスで。昼食、夕食、知恩院の観光つきで2万円。これはらくちんだった。岡のバス乗り場までは友の車に乗せてもらう。出発時間も9時半だから冬の朝でも辛くない。この団体に加わり出かけるのは初めてだったが、結構顔見知りの人もおられくつろいだ旅が出来た。

お昼は湯豆腐。食後、すぐそばの知恩院へ、今御影堂の修復中とかで青いビニールシートが張られ、行き止まりで後戻りの場所が沢山あった。ウグイス張りの廊下、三方にらみの猫の図、お庭と見学して行く。

バスが南座のすぐそばまで行ってくださり降りて3,4分で正面入り口に。今日は貸し切りになっていて西日本のN者組合の人たちでごったがえしている。でもこのザワザワ感が気持ちを盛り上げてくれる。それも京都まで来て、今からお芝居見るぞっていうワクワクドキドキ!

「前進座」 「薄桜記」脚本、演出 ジェームス三木  出演 中村梅之助(吉良上野介)

 嵐芳三郎(丹下典膳)、浜名美貴(千春)   写真はパンフから    

 中嶋宏太郎(中山安兵衛、のち堀部家へ養子に)    写真はパンフから

静の丹下、陽の安兵衛の変わらぬ師弟愛、丹下と千春の夫婦愛、討ち入りで対立せざるを得なくなった吉良側の用心棒丹下典膳と、四十七士の1人になった安兵衛の物語を芯に話は進む。悪だけではなく人情味ある吉良の人物像とか公儀の処分の不公平さ。 それらも飲み込み淡々と生きる丹下を描き、別れた妻のいじらしいまでの元夫に向ける思いなども描く。討ち入りが終わった次の朝、倒れた体の上に、カサに降り積もった雪が白い。 この場面は安兵衛と闘い倒れた典膳だけに雪が積んでいるのか???  でも千春の傘も残っているなあ??? 結局彼女は「おまえは生きろ、生きてくれ」といった言葉に従わず、一緒に死ぬことにしたのか・・・・ 場面転換が多く、最後にジェームスさん作詞の歌が流れたり、私は雪の場面だけでそっと終わった方が良いのにと思ってしまった。

この前に地元で同じ前進座の「夢千代日記」があった。

  今村文美さんが夢千代役。       

京都から帰って風邪を引き込みまる まる4日寝込む、でも「見上げてごらん 夜の星を」の担当になってるのに 1人も仲間を増やしてない。励ましメールや、激励の電話、ビックリ訪問など役員さんが色々テコ入れしてくださるのがありがたいけど辛くなる。結局1人も増やせないまま。19日が最終日だったので何とか起きだし例会場へ行き、見る前だけの役を少し手伝う。「携帯電話の電源を切りましょう」という札を持って、入って来られる方、席に着かれている方に注意喚起して回る。 毎例会こうしていても新しく入られた方かどうか、上演中になり出す携帯があるそう。寒いのでコートは着たままマスクをかけて。ちょっと非常識だったかもしれないが、治りかけが一番菌をばらまくらしいので家に帰るまでそうしていた。

このお芝居はいずみたくさんと永ろくすけさんの2人で日本の新しいミュージカルを、100年先まで生きる歌を生み出すまでの苦労話。作っているミュージカルが同時進行で舞台の歌や踊りお芝居になって行く。  夜間高校で学ぶ若者6人、同じ教室で昼間学んでいる女子高生、同じ机を通しての文通、彼女に憧れる男の子たち。この時代は丁度高度成長期、日本がドンドン経済的に伸びていた時かな。昼間働き夜しんどいのにどうして勉強するのか。女の子の素朴な質問、考え始める6人。学びたくても続けられなくなる子や、父親になり学校を去る子、1人になってしまった夜間高校にある夜・・・・・

風邪の菌をばらまかないように2階の端っこの方で見る。でも遅れて来る人が上がって来られるので、結構一杯になった。いつもこれくらいおられるのかな?最近2階席になったことが無くて知らなかった。久しぶりに2階で見て、2階の方が舞台全体が見えて、何処か見えない部分がある1階席より良いなあと思った。終演後片づけを手伝う予定だったが早く帰らせて貰う。       

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