長い間、地元の人たちが豊漁と安全を願って大事にしていたえびす様ですから、ほんと見つかって良かったです。
☆「お帰り「おえびすさん」、宮城大震災津波で流され海底で発見」
より引用
東日本大震災の津波で流され、行方不明になっていた宮城県気仙沼市のえびす像が気仙沼港の海底で見つかり、市によって14日、引き揚げられた。
大漁と航海安全の神様「おえびすさん」として親しまれてきた像の帰還に、住民は「大変おめでたい」と喜んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
石巻の「ぬれぶっつぁん」こと「濡れ仏様」も帰ってこられないかしら。
門脇の雲雀野海岸という所にちいさいお堂があって、そこに海から引き揚げられたという言い伝えがあるお仏様が祭ってあったんですよ。
海で亡くなられた方たちのご供養と、航海の安全を願うお祭りも、年に一回あったように思います。
でも門脇は、地震と津波と火事で本当に惨い有様になったところで、あの日、うちからも夜空の暗い雲が炎で赤く映えるのが、一晩中見えていました。何が起きているのか目では見ていませんが、その光景の下で何が起きているのかは想像がつきました。そして津波で流されて、ぬれぶっつぁんは海に還られてしまいました。
どこか海の底ににおいでであろう「ぬれぶっつぁん」、どうか二度とあんな惨い地震と津波が来ないようお守りください。