おはようございます。
小魚堂です。
いかがお過ごしですか?
日常使いのおぼん。
思い出が沢山のってます。
左が宮崎漆器。
高校生の夏休みに、伯母夫婦(父方)の居る延岡市に遊びに行き、当時大学生だった従兄弟がバイトのお給料で買ってくれました。
ハイビスカス柄で、沖縄風だなと思っていましたが、宮崎漆器の歴史を知り、納得です。
戦争も背景にあったのですね。
宮崎漆器
(「宮崎漆器」HPより)
太平洋戦争の末期に沖縄等の南西諸島から強制疎開によって多くの人々が宮崎に移住してきました。宮崎県は疎開者の就労の場として県営授産場を設置しその中にいた、琉球漆器の技術者を中心として漆器制作を授産科目の一つとして始めました。
宮崎漆器は現在、全国で唯一、漆器製造を授産科目に持ち障がい者が製造に携わる極めて稀な漆器産地となっています。
右は桜皮細工のこぼん
細工は柄と縁に少しだけですが、母が、まだ元気だった伯母(母方)と角館に行った時のお土産にもらったものです。
樺細工(桜皮細工)
(角館工芸協同組合HPより)
世界に類例を見ない工芸品 秋田県の代表的な工芸品の一つである「樺細工(桜皮細工)」は、安永年間~天明年間(1775~83)の頃に、角館を拝領していた佐竹北家の手判役、藤村彦六によって、阿仁地方から技法を伝えられたのが始まりとされ、佐竹北家の庇護のもと、下級武士の手内職として、この角館で育まれました。
桜皮使用の工芸品は、有名な正倉院御物にもみられ、また、日本の古典文献である万葉集や源氏物語の中にも見出すことができます。古くは筆弓や刀の鞘などに使用されていました。 (中略)
樺細工製品は、その桜皮の特質から、湿気を避け乾燥を防ぐ特性を持っており、喫煙具や茶入れ、また文庫などが特に喜ばれています。
そのほか、
嬉しいことがあっても無くても、
ステキに乾杯したい日に使うおぼんは、
津軽塗です。
津軽塗
(「青森県漆器協同組合連合会」HPより)
「津軽塗」の正確な定義というものは存在しませんが、一般的には津軽地方で生産される伝統漆器の総称とされています。
津軽塗という言葉が生まれたのは明治六年(1873年)、ウィーン万国博覧会に漆器を展示することとなった際、その産地を明らかにするため名付けられたことからと言われています。
来月、弘前に行く予定なので、
もう一つ津軽塗のおぼんが欲しいなと思っています。
夏の豪雨でりんご農家さんの被害は甚大だったと伺っています。
津軽塗のおぼんに、シードルか豊盃の純米酒をのせて味わいたいと思っています。
今日もステキな日でありますように。