コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

二荒山神社景観訴訟 宇都宮市民らの訴え却下 是非、再論議を!!

2008-09-28 | 脳裏のなかで
   二荒山神社から見た明治初期(1870年頃)の宇都宮   写真 スチルフィールド(仏)?

 私が初めて北乃宮 宇都宮へ行く前に横浜開港資料館でこの写真を偶然目にしました。
 宇都宮の二荒山神社から遠く下野の大地が見渡せると思っていたのですが、現実は大きなビルに遮られ見る影もなかったことが当時の第一印象に残った思い出があります・・・。
 また、初めて2000年8月1日の夏祭り-ふるさと宮まつり-では、この二荒さんの階段から神輿を観ましたが左右のビルに遮られ、ほんの一部しか見れず、お祭りの愉しさも半減したことを思い出します。
 北乃宮の神社から神様が、氏子とその民を見渡せないのは現代合理主義の表れなのでしょうか・・・
 出来れば、この明治期の二荒さんから観た景観に帰って戴き、往年の賑わいあるある
二荒さんあっての宇都宮の街になって戴きたいと思います!

  
 参道階段上から見た様子 明治初期の写真と比べ一目瞭然宮の民の様子が見えない
                    
                    左のビルが再開発で高層ビルになり更に見渡せなくなる・・・

            
            美しい宵の二荒さん  現在、大鳥居は建て替え中ですがー


以下、昨日二十五日、宇都宮地裁での判決 
 宇都宮市馬場通り一丁目の二荒山神社前に計画する二十四階建て高層マンション再開発ビルは県景観条例に違反するなどとして、同市民九十三人が県を相手に事業主体の設立認可取り消しなどを求めた訴訟の判決が二十五日、宇都宮地裁であった。今泉秀和裁判長は「原告らに認可取り消しを認める利益はなく、原告適格がない」として訴えを却下した。二年余りにわたった県都の景観論争にひと区切りついた格好で、原告は今後控訴するか検討する。

 訴えによると、原告は旧上野百貨店新館周辺に計画する高層マンションが歴史的建造物である二荒山神社の景観を損ねると指摘。予定地の近隣に居住しない市民にも良好な景観を享受する法律上の利益がある、とした。
これに対し、被告の県は、再開発事業で参道広場が広がり景観は改善する、と反論していた。


二荒山神社景観訴訟、市民らの訴え却下  下野新聞 9月26日から

二荒山景観訴訟 原告の訴え却下「直接の不利益ない」  読売新聞WEB

宇都宮二荒山前再開発訴訟「景観利益」どう判断
                                 読売新聞WEB

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  8月のモンフルール Vol .2 | トップ | 大江戸両国・からくり祭 第... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hana)
2010-03-13 11:04:17
妥当な判決ですね。
返信する
湯崎英彦広島県知事 鞆の浦撤回へ (歴史的景観を守れ)
2012-07-25 10:08:48
http://suzuki.seesaa.net/article/276875611.html

鞆の浦と同様に
二荒山神社の景観も守られるべきです。
返信する

コメントを投稿

脳裏のなかで」カテゴリの最新記事