1日目の夜、主治医の先生から説明。
拡張手技をやりましょうか、とのこと。
2日間、血小板が固まりにくくなる錠剤を2錠ずつ飲んで3日後にカテーテル手術をして、翌日退院・・・・
「早くならないですかね?」
と訊いたら、4錠飲んでその日にやる方法もある、とのこと。
じゃあそれで。
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2日目、朝、主治医の先生が病室に現れた。
手首からやるってお話しましたけど、処置をするなら脚の付け根の動脈からやりたい、とのこと。
「そうしてください」
午前中に、今度は脚の動脈の超音波検査。
話しながら検査してくれる技師さんだった。
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点滴されながら、午後待たされる。
準備してください、と連絡が入って、ペニスにかぶせるウェスタンカテーテルを着け、おしめを着けられ、
裸にされて、ベッドごとカテーテル検査室へ。
もう4時頃だった。
鎮痛剤を投与され、右脚の付け根に局所麻酔をうたれ、そこを押さえされて針を刺される。
左腕の静脈カテーテル部も右脚付け根も不快だし痛い。
カテーテルを左冠動脈へ送り込み・・・・
モニターを観ていたが、途中で寝てしまった。
バルーンで狭窄部位を膨らませ、ステントを入れて、それをまたバルーンで膨らませるのだそうだ。
2本ステントを入れて左冠動脈下降枝の狭窄部は太くなり、血流が良くなった。
2時間ほどで終了。
その頃、気分が悪くなった。
静脈と動脈に入れられる薬。
冷たく感じたり、熱く感じたりする。
右脚内股は圧迫されると、股間に痛みを感じる。
圧迫用のテープを腰回りに巻かれて、退出。
6時過ぎ。
吐き気止めはプリンペランだった。
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なんとか排尿は病室まで我慢したが、排尿しようと思ってもなかなかできない。
お腹も張ってきた。
身動きできないのも辛い。
5時間こうしていないとならない。
10時頃、横向きで排尿したら、おしめの外へ漏れる。
ナースコールしたら夜勤の看護師さんがおしめを替えてくれた。
が根本的にはそのまま。
はずしてくれたら自分でトイレへ行ける、と言ったのだが、外すわけにはいかない、とのこと。
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10時45分に来て、はずしてくれた。
点滴も外す。
やっと立って歩いてトイレへ行ける。
あ~解放感。
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入院3日目。
朝、主治医の先生が処置とこれからの説明をしてくれた。
うまくいきました、とのこと。
左冠状動脈の根元にも狭いところがある。
大事な部分だが、現在のところ流れているので処置しなかった。
狭くなっていたところは超音波検査でコレステロールでかなり狭くなっていた、とのこと。
お~Bモードの画像なんだね。
1mmか2mmの超音波プローブなんだ。
すごい!!
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これから血栓ができにくい薬を飲み続けることになる。
1ヶ月分、薬を出してくれた。
35万弱。
高いか、安いか。
心筋梗塞を起こしたら死亡率は30%ほどだそうだ。
命拾いしたと思えば安い。
器材と技術の価値を考えれば安いと思う。
一ヶ月分のお薬代が35万円?
誰でもが飲めるお薬ではないですね。
でも100年前なら助からない命ですから、
支払える人々にとってはお安いものだと思います。
医薬の進歩の恩恵にあずかれるのはラッキーです。
カテーテル検査して、翌日カテーテル手術になったので、2回で35万弱。
高度医療に指定されているようで、限度額認定の書類を提出するといくらか戻ってくるのだそうです。が、仕組みはよくわかりません。
CTによる冠動脈造影検査は痛みもなく、あちこちでできますから多くの人が受けると良いと思います。ほとんどの国で、死因の第一位は心筋梗塞です。