夕方4時頃だったでしょうか?
小学生の男の子4、5人が
マンション敷地内の草むらで、何やら捜しています。
すると、1人の男の子が駆け寄ってきて、
手のひらでモゾモゾと動く虫を見せてくれました。
青緑色に輝く綺麗な虫です。
なんという虫?と、聞くと、
「タマムシ!」と、男の子。
人生で初めて「タマムシ」を見ました!
タマムシと聞くと「玉虫厨子」を思うのですが、
なるほどね、これがタマムシ!(後で調べたら、「ヤマトタマムシ」でした。)
法隆寺所蔵の国宝「玉虫厨子」は、
本物の「タマムシ」の羽を使って、あの独特の青緑色を出しているとか。
今はもう、実物は、その本物の羽(翅)が、かなり取れてしまっているそうですが。
やまざくらさんによると、
構造色と言って、
タマムシの羽の部分の微細な(光の波長より小さい)多層膜構造によって
あの独特の青緑色に見えるのだそうです。
古来から、この「タマムシ」の美しさに魅了されてきた理由が、
今日、初めて分かったような気がしました。
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