薄暗い森の中で

川幅は約70センチあるかないか
倒木だらけでまともに竿も振れない中

薄暗い森は遠くで猿ゃ野鳥の声だけが
こだましてました

熊鈴のジャラジャラと
猿避けの笛を吹きながら
狭い沢登りを少しずつあがっていく

登山道を歩けばまっすぐだけど
沢登りは違う…
クネクネ曲がる川と
深浅の水中を足で探りながら
コケゃ流れで転ばないように
倒木をよける

源流釣りはこんなの当たり前だが
この中での1尾もまた格別である

川幅が小さいので
魚も大きくなる必要がないので
小さくても立派な大人なのだ

ひっそり細々暮らしているので
警戒心はハンパないがね～

魚体にさわる時は
直接ではなく手を川に入れて冷やす
次につかむではなく指ですくう感じで
手のひらへといざなう

うまくなると魚臭が手につかなくなる

臭いがついてしまった時の対処法は
また次回(笑)

初釣行の場でボウズじゃないのは
すごいミラクルしかもこんな源流で(笑)

一緒に行った友達が
「流星サン…マジッすか!?」

すまん(笑)

釣りとは…
始めた年数ではない
高い装備ではない
日頃の行いではない

「運だッッッ」(笑)(ΦωΦ)♪

だからボウズでも
楽しめてよかなったなぁて
思えたら立派な釣人である
岩魚♂14センチ