
東京都内では台東区の銭湯密度(人口に対する銭湯の軒数)が高いとか。
我が師匠の銭湯研究家の町田忍さんの注釈や、簡単ではあるが台東区の5軒の銭湯の紹介があったりでなかなか読み応えはあったのだが、この記事を書いた記者は取材力(観察力)が不足している。

プロローグの「煙突が並ぶ下町を訪ね歩いた。」ってェのが疑問だね。
今は燃料はガスが主流で煙突のある銭湯は減ってるよ。
その証拠に紹介している5軒の銭湯のうちアタシが知る限り少なくとも3軒(燕湯、寿湯、堤柳泉)にゃ煙突は無いよ。(栄湯には有、弁天湯は未確認)
昔ながらの、銭湯=煙突の短絡思考で記事を書いてるのだろう。
股、やはり記事中の台東区の銭湯マップに名前は載っていないが、チト前の8月14日に電撃的廃業してしまった六龍鉱泉の位置が記されていた。
ちなみに六龍鉱泉も10年ほど前にガス化して煙突は撤去され無かった。

町田さんに聞いたトコロ、この記事の取材は5月に受けたそうだが、諸事情で掲載が遅れたにせよヤッパシ新聞は取材力とタイムリーさが重要だと痛感した次第であります。