蔵書の整理していたら敬愛する車谷長吉氏のマイファースト本が出てきた。
この本の事はてっきし忘れていたよ。
確か車谷長吉の名は、つげ義春のインタビューの記事かなんかで初めて知って興味を持ったんだよな、とっくに「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を受賞した後だげんちょ。
そのヤサグレて救いようの無い文章はアタシのココロをグワシッ!と鷲掴みにしたのだが、この本の内容はほとんど失念していたんで数年ブリに読み返してみるとエッセイありフィクションありの車谷氏の著書にしては珍しいバラエチィに富んだ短編集だったんだな。
車谷氏は生前は隣町の千駄木に住んで居たんで、モヒかして犬の散歩で谷中辺りでスレ違ってたのでは?と思うと今でもドキがムネムネするよ。
ちースンポウで「忌中」にコレ股蔵書整理中に出てきた忘れていたハンコを押す。
世の中デジタル時代でハンコ不要論が声高に叫ばれるが、ハンコって何かイイよな。