教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
気をつけるべきチェックポイント
第77期文演(21/7/10~21/10/2)アンケートからです。
第1回は、数学専攻の大学院生Kさん。
2021-04-15「まずは気持ちよく本を読めるようにしたい」のKさんです。
Kさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 文演の申し込み前に研究費の申請書を何度も書き直して書き上げた。自分の文章を客観的に読めなくて苦労した。きちんと書き上げられたのは、同僚に文演の初回や2回目の授業で教わるような書き方のルールをいくつか教えてもらったことが大きい。それに沿って書くと、無駄が減って書きたいことがきちんと収まり、採点者も採点項目を見つけやすい申請書になった。このような書き方の法則をより多く、体系的に学びたいと思った。
また速読教室を楽しんでいたため、ブログなどで盛んに宣伝している文演にはその前から興味があり、文演参加者は優秀な人ばかりという宣伝文句にも惹かれていた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 活字にならない文章を読む機会はなかなかない。活字になるような隙のない文章、読んでいて面白い文章とそうでない文章の差を感じられるようになってきた。そして、そうでない文章を読まされることの大変さを実感し、軽々しく文章を書けなくなった。50回目の受講生アンケートは2時間かかってしまった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 要約は3回提出した。
一度目の提出ではなんとか筋の通るようにしてやろうとして手を加えすぎた。シンプルにとアドバイスをいただいた。
二度目の提出は完敗だった。使いたい部分は決まっているのに話の筋がつかない。意味もなく微修正を繰り返しているうちに、どんな文章が良い文章なのか、講座で聞いているはずなのにすっかり見失った。どうすることもできないまま、締め切りに追われて提出してしまった。
時間を空けた三度目では論理的な破綻を解消できたと思う。提出が遅く、2回目を他の受講生に読まれてしまったことは反省点だ。それでも納得のいく要約が書けたので、あきらめずにもう一度取り組んで良かった。
A.3-2「授業後」上に書いた通り、自分の要約は段落内で論理の筋道を通すことに四苦八苦して力尽きた。そのため、全体を通したデザイン性のような美意識は、最後の授業で解説されるまでほとんど気にかけていなかった。一つ視点が増えた。
文と文は意外とつながってくれると思う一方で、つながっていると思って書いた文章のつながりが悪かった。より少ない文章で同じような意味をとっている人もいた。言葉が減っていてもつながりがいい、そんな書き方もあるのだなと思った。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 最初の2回は聞いたことがある話も出てくるという印象だった。3回目の授業が始まってすぐに自分の内側で何かが弾けて、松田先生に言われる前に全て自分で見破ってやらなければならないと、とてもアグレッシブに受講するようになった。それでも毎回上回られてしまうのが悔しくも心地よく、などと余裕があったのは要約が行き詰まる前まで。それまでは、帰りに池袋駅前の大きな交差点を走って渡ると、冷め切らない文演の余熱を感じるようでしっくりきた。だんだんとトーンダウンしてきて、交差点でも足は軽やかに動かなくなっていった。いい文章を前にして、隙がない、なんとなくいいとは思えても、ピンポイントにこの一文がすごいというところを見抜けなかったときは特に、まだまだだな、こういうところが分かるようになりたいなと思った。
受講目的のところで言及した申請書は、今読むと改善の余地が簡単に見つかり、それだけでも成長を感じた。宿題のときは相変わらず自分の文章を客観的に読めなくて苦労したが、今は気をつけるべきチェックポイントが揃ってきたという感触がある。
三度目の要約が締め切りに間に合わなかったのは、来週みんなの要約を印刷して配りますよという週に、直したい人は明日までに提出してと言われたからです。日曜日は間に合わず、それならもう月曜でも火曜でも変わらないと思っているうちに、木曜日になっていました。実際は水曜日なら間に合ったそうでした。
Kさんら男子2・3人が引っ張ってくれた第77期。
初の男女逆転文演で、女性陣、ちょっと遠慮勝ちでしたからありがたかったです。
「ブログなどで盛んに宣伝している文演」は、受けた生徒さんの肉声を提示して勝負しています。「文演参加者は優秀な人ばかりという宣伝文句」は、ちょっと違う気もしますが、どう取るかはひとそれぞれ。あとは、大量のコメントを読んでくれたひとだけが「惹かれてい」くようになっているかと思います。
受講する生徒さんは、みなさん、よく読んでくれていますから
Kさんは将棋がアマ四段と聞きました。子どもたちに指導することもあるそうです。きまじめな雰囲気のなかに人懐っこさが垣間見え、きっと人気の先生のはずです。
あと、大学院生とはいっても「研究費の申請書」とありますから、実際は研究員のようです。ここでは、肩書き的なものは、ある程度わかればよいだけです。
11/20~の第78期文演は、コロナが沈静化してきたこともあり、残席7ですから予想以上。
ニュースとしては、パーティションが新しく変わります。驚くほど立派な透明アクリル板が登場します 真
※クリエイト速読スクールHP
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