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なぜかすがすがしい気持ちで、ワクワクしていました

 第76期文演(21/3/27~21/5/29)アンケートからです。

  きょうは、マーケターのEさん

 
2021-05-05優秀なアシスタントを2名つけてもらいましたのEさんです。



    Eさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
わかりやすい文章の書き方を知りたいと思い受講しました。普段の仕事でレポートを書いた際、文章を関係者に読んでもらい、わかりにくい点、わかりやすい点を指摘してもらうようにしています。指摘してもらえることはとてもありがたく、学ぶことも多いのですが、同じ文章でも人によって指摘する内容が違っていることがずっと気になっていました。

 いま思うと「この書き方が一番わかりやすい」といった自分なりの文章の書き方がなかったため、指摘されたことを受け入れて修正することはできても次に生かすことが難しく、もどかしさを感じていたのだと思います。いくつか文章の書き方に関する本も手に取ってみたものの、ごく普通のことばかりが書かれているように思えて役に立つ感じが全くしない。徐々に文章の書き方を考えることから目をそらすようになっていました。

 そのような時に松田さんから文演を勧められ、速読も効果があったので、きっと文演も役立つはずと思い、申し込みました。

 クリエイトのブログで文演を受けた先輩のアンケートを読んでみて、何をやるのか具体的なことはあまりわかりませんでしたが、全員が何かを得ている感じが伝わってきたので楽しみにしていました。何より社会人になって以来ずっと気になっていた文章について教えてもらい、じっくり考えるよい機会を得られてラッキーだと思いました(申し込みにあたっては、相当の時間を費やすことになるので覚悟が必要でした)。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
意外というべきか、やはりというべきか、文章の書き方には一定の型があり、それを意識して書いた人の文章をとても読みやすいと自分が感じていることに気がつけたことが、最も嬉しい変化です。明確に文章の書き方の型とはこういうものであると言い切れるほど身についたわけではありませんが、型を意識して書かれている方が内容の面白さやその時の葛藤など、書き手が伝えたいことが桁違いに伝わってくるように思えました。

 文演の前半は句読点や段落の使い方など、例題の文章を読みながら挙げていく形式で耳の痛い内容が中心でした。自分もついつい犯しがちなものがいくつもあり、休み明けの仕事でメールを書く際は、慎重にならざるを得ませんでした。

 授業の回が進むうちに、だんだんと文章の書き方に対する内容に変わっていき、たくさんの文章を読みながら、どういう文章にするともっと読みやすくなるのか、どうしてこの文章は読みにくいのかをみんなで考えていくようになりました。

 授業の時はみんなの発言や松田さんの指摘を聞きながらだったので理解した気になっていましたが、いざ、次の授業までに読んでおく課題文を配られ、一人で読んでみるとまったく歯が立ちませんでした。なんとなく読みにくい、なんか面白くない、なんかわらかない、など、文章のどこが問題なのか明確につかめていないもどかしさがありました。

 どうしようもなくなり、せめて印刷して配られた課題の文章を読んで問題だと思うところをメモぐらいしておこうと読み進めてみたものの、終わってみれば問題点が書かれているはずの余白は配られた時のままの真っ白なまま。読み終わった頭の中も真っ白で、仕事で文章表現に関する指摘を受けた時と同じでした。

 そこでひとまず文章でメモすることを諦め、曖昧でなんと言ってたらよいのかわからなくても、なんか読みにくい、なんか気になるという部分にグレーの線を引く。それをもって文演の授業を受け、自分がグレーの線を引いたところを松田さんやほかのみんながなんと言って指摘するのだろうと思いながら、みんなの話を聞くスタイルにチェンジしました。

 授業中のメモはすべて青ペンを使ったので、あとで読み返すと自分が曖昧にでもどこかが問題だと思っていた部分に対して、どんな問題があり、どう直したらよいのかが一目でわかるようになっていました。

 自分の文章の読み取り方の甘さが浮き彫りになっており、この部分を問題に感じていたのはこのような問題があったからなのかと自分なりに理解でき、1つ1つが大発見でした。何回か繰り返すうちに、明確にとまでは言えないものの、ある程度は課題文の問題点が見えてくるようになりました。本を読む中でも時々こうだったら読みやすくなるなと考えるようになり、読みやすい文章の型が少し見えるようになってきたと実感しています。



Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
ざっと課題文とやることを見て、文章が読みやすく、書いてある内容もわかりやすかったため、想像していたよりも「ちょろい」と思いました。しかし、そう思い油断しながら文演の授業を受けているうちに、文章の型を理解しはじめ、これまでの自分のやり方だと太刀打ちできないことがわかってきました。

 実際に課題に取り組むため、何度も文章を読み込みながら要約を作りはじめてみると、指定の文字数にまとまらず、試練の日々。特に難しかったのは、どの文を選ぶかということでした。あらかじめ課題文の中でも重要なポイントを絞り、文字数をどれくらい割り振るかを計算しておき、それに合わせればうまくいくという甘い考えがありましたが、その通りに文字数をまとめられず。何度も同じ文章を入れてみたり、抜いてみたりを繰り返しながら凝縮する泥臭い作業を積み重ねることになりました。

 また、文を選んだ後も、元の文を崩さないようにとを考えていたものの、課題文が話し言葉のような文体であったため、そのまま抜き出しても文体があわず、文章の表現を変える必要がありました。この言い換えは変えすぎだろうか、表現を大きく変えずに文章をつなぐにはどこの表現を変えるか、本文から抜き出したこの文章は本当に必要だろうか、と2週間ぐらい、仕事終わりの夜に少しずつ考えながら取り組んでいました。

 出来上がったものは、自分としてはそれなりにまとまった要約になったと思いました。そのため、どんなことを言われるのか楽しみにしていました。


A.3-2「授業後」
自分の要約は授業の一番最後でしたが、自分よりも前のみんなのを聞きながら自分のものを振り返るたびに、できていないところ、もっとこうした方がよかったかもしれないと感じるところがどんどん見つかり、授業中はひそかにショックを受けました。そのため、自分の番が回ってきたときには問題点がスラスラでてきました。あの場で自分の要約に対するレビューをもらえてよかったと感じたのは、イマイチ出来が良くないと思っていたところの原因に気がつけたことです。

 元の文章を生かすと考えすぎたことでイマイチな仕上がりになっていると思っていた部分が、実際には自分の理解不足で筆者の考えがつかめておらず、内容を整理して言い換えることができなかったのだとはっきりわかりました。

 仕事をしながら課題に取り組むのはかなりきつかったのですが、時間をかけて取り組んだからなのか、授業後は自分がまだまだであると気がつくことができ、なぜかすがすがしい気持ちで、ワクワクしていました。文章を読んだり書いたりするのが楽しいと感じるようになったのだと思います。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
授業の中で、いろいろな文章に触れるうちに、文章を読んだり書いたりするのはすごく楽しいことなのだと実感しました。ありふれた感想かもしれませんが、書いた人の感じたこと、経験したこと、考えたことを文章で伝えてもらうことで、自分も体験した気持ちになれることがこんなに面白いのかと、おそらく人生ではじめて実感した気がします。

 速読を受けている際、まだ回数が前半の時に紹介されたブログに小説を読んだほうがいいよという内容のものがあり、倍速読書の際に小説を読んでみたのですが、その時は面白さを感じられませんでした。いまは、そのときとはまったく違う感じ方になっています。そう考えてみると、人の文章を読むだけでなく、自分の考えたり感じたりしたことを文章で伝えることもきっと楽しいはずだと思うようになりました。

 仕事で書いているレポートはエッセイなどとは異なりますが、これまでよりも楽しんで書けるようになった気がします。文章を読んだり書いたりすることがこんなに面白いものだとは思っていませんでした。そのことに気がつく貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。


 さすが、マーケターのEさん。

 当たらず触らず、上手に文演を紹介してくれています

 「メモはすべて青ペンを使った」と、授業への取り組み方まで書いてくれています。

  文演の柱は、「どうしてこの文章は読みにくいのかをみんなで考えていく」授業です。

  そのとき、発言者の意見を批判しないというザックリしたルールはありますが。



 文演を受けると、ある生徒さんたちは本気になって通いだしてくれます(あるいはバッサリ斬り棄てられます

 Eさんは、現在受講47回(21/6/13)

 あと150回ぐらいは通ってほしいですが、忙しいひとですからどうでしょうか。  





        ※クリエイト速読スクールHP 

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