親戚付き合いが希薄となってきている現代。
困った時に助けてくれるのは...親、兄姉弟妹だけと豪語する母。
孫、祖父母、伯(叔)父、叔(叔)母、従兄弟(姉妹)は期待できない。
甥や姪は親から見た兄姉弟妹の子供だから助けてくれる。
それも、未成年の時だけあると言う母。
それは何十年も生きてきて...体験したことだと思う。
戦後の日本は高度経済成長で国民が豊かになった。
一億総中流意識の中で育った。
家長制度も維持されていた。
オイルショック、円高不況、バブル経済崩壊後、個人主義へと変化して来た。
少子化で兄姉弟妹が減り、親戚間の交流も減った。
習い事が当たり前となり、教育費用が嵩んできた。
経済は低迷を続け、非正規社員が増え...賃金が上がらなくなった。
家族を守るので精一杯。
親戚なんか助ける余裕すらない。
親の世代は家長制度を大事にする。
地方の保守的な地域でないのに、未だ、”本家”と言う言葉を使う。
親戚と接することが減れば...必然的に他人化が進む。
兄姉弟妹が家庭を持てば...婚族が加わり状況が変わる。
親の世代は、世間体が大好きで...親戚とはいえ、弱みを決して見せない。
以前は親戚は”我が街川口”を中心にみんな生活していた。
今、従兄弟(姉妹)達は、各々の地域で暮らしている。
時代と共に親戚の有り方も変わった。
まぁ~仕方のないことです。
葬式以外、親戚に会うことが...めっきり、減った。
母親曰く、
お彼岸、お盆、命日と墓参りする私に...
伯(叔)父、叔(叔)母はあの世から見守ってくれていない。
まずは、自分の子供と孫を見守るから、無駄だと!!!
まぁ~現実的かもしれない。
最近は近所付き合いも悪くなってきています。