こたつむり本舗

りうまちゃーなナマケモノのブルーな戯言の綴れ書き

オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 匂宮?薫君?

2017-08-20 20:26:09 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」 主人公はスレイマン一世、壮麗帝とも大帝とも称されるイスラム世界最大の覇王、演じているトルコの俳優さんも渡辺謙系統の渋くて押し出しのあるイケメン、額がM字だけどw
 ハレムの女人達はどこか源氏物語の女人達の面影があるキャラだけど、スレイマンはねぇw…まさにリアルスプラッタな征服王だからねぇ…無理矢理こじつけるなら匂宮?いやここは北斗の拳のラオウでw
 そのラオウが気品はあるが陰気なマヒデブラン六条御息所の突撃にウンザリしたり、規格外と言えば聞こえが良いがあばずれ気味のヒュッレム朧月夜尚侍にメロメロになったりの後宮模様が面白い訳だが…イスラム圏らしく男女の絡みはhug&Kissくらいなのに、寵姫達は橋田壽賀子的に判りやすくくスルタン狩り?に来るから、そっち系のドロドロさが際立つwちょっと韓流のにほいw
 一転、海軍提督の首をチョンパしちゃったり、ハンガリー駐在トルコ大使のアルコール漬け?の生首がコンニチワしたり…現在の日本ドラマでは見られないような、ぎりぎりな血なまぐさいのもこのドラマの特徴か。
 スレイマン一世はウィーン包囲をするスルタンですが、この後このドラマでどんな流血を描くのか、ちょっと楽しみだったりw

 スレイマンの右腕・イブラヒム、このドラマの10話時点ではイタリア系の奴隷上がりの小姓頭で身近な裏方としてスルタンをささえているという設定だけど、史実では既に小姓頭を卒業して将軍として表舞台に立っていて、女奴隷ヒュッレムをハレムに納めるくらいには実力者になっているので、イブラヒムの出世スピードは抑えて描写されてますかね。
 このドラマの奴隷上がりの小姓頭・イブラヒムは後ろめたい生い立ちが若干薫君ぽさを思わせたり?
 そのイブラヒムに密かに恋心を寄せているのが皇女ハティジェ花散里、イブラヒムもハティジェ花散里を慕っているけど、身分の差が…両思いなのに、ああ無情な韓流ドラマの二人であった。
 さてこのドラマの小姓頭イブラヒムはヒュッレム朧月夜尚侍の暴言バズーカを連打で浴びて、既に険悪な竜虎の関係w

オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 花散里&明石の方

2017-08-20 17:40:10 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」主要三人の女性登場人物はもれなくあからさまに肉食でうへぇ…ハレム物大奥物だもんなぁ…
 でも、彼女らの回りにいる女性に魅力的で共感出来るキャラを配置してバランスを取っている。つーか彼女らがいないと、このドラマドロドロ生臭くて見てられんw

 一人は皇妹のハティジェ皇女、幼くして一度は降嫁したが子に恵まれないうちにほどなく未亡人となって実家に戻ってきた薄幸な女性、ハフサ葵の上(皇太后 ^^;)にとっても大事な愛娘で、おとなしくて聡明で容姿に恵まれた花散里のような姫君。
 韓ドラならこの姫が絶対に主人公!そして身分違いの恋に身を焦がしてだなwまあこのドラマのハティジェ花散里も身分違いの恋に身を焦がしてため息をついてる最中なんだが…完璧脇役すなw
 ハティジェ花散里は母のハフサ葵の上と逆で、ギャンギャン五月蠅いだけのヒュッレム朧月夜尚侍より裏で何をしでかすか判らないマヒデブラン六条御息所を恐れてるぽい描写がw

 その気立ての良いハティジェ花散里が頼りにしているのは、母、ではなく兄スルタンの最初の夫人(皇帝妃)のギュルフェム妃。
 皇子に恵まれたが直ぐに病気(天然痘?)で亡くして以降は、スルタンの伽の床も辞してひっそりハレムで暮らしている人物で、一歩下がった位置でハレムの人間模様を眺めている、さしずめ明石の方といったところかな。
 ギュルフェム明石の方もハティジェ花散里が気になるらしく、密かな恋の相談に乗ったり、助言をしたり、仲立ちをしたり、うん、全然密かな恋じゃないw
 ハフサ葵の上にも信頼され、マヒデブラン六条御息所とも関係は良い、出会う者皆暴言を叩き付けるヒュッレム朧月夜尚侍とも悪くない、つかまだ本格的に知り合ってないw今のところ最強の傍観脇役ポジやん!
 だが…心の内はハティジェ花散里と同じらしい。


  源氏物語、割と最強w

オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 葵の上+六条御息所vs朧月夜尚侍

2017-08-20 14:34:27 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」にはまり気味w
初めて見るトルコドラマだけど、なるほど、イスラム圏&東欧諸国でヒットしたのも頷ける出来の豪華絢爛な歴史ドラマ。
 まあ、タイトルにハレムとあるように、日本で言えば大奥物のトルコ版。これを金を掛けて豪華な衣装とセットで作ったんだから外れる要素がないわなw
 ただ日本と違って登場人物がどれここれも肉食にして凶暴、誰が一番凶暴かってヒロインが一番凶暴w、そのくせ者凶暴ヒロインにトルコきっての人気女優を当てるトルコ芸能界の身も蓋もなさというか思い切りの良さが心地良い、うわべの綺麗事は書かない・見せない、歴史はドロドロなんだという覚悟がほの見えるのがいいっす。そこらあたりが韓ドラや中華ドラマとテイストが違うかな。

 そのヒロインは後のスレイマン一世皇后ヒュッレム、奴隷から皇后に上り詰めた伝説的なイスラムのヒロインだから、そら史実でも勝ち気な上昇志向な人物だったでしょうなぁ。
 で、このドラマのヒュッレムは傍若無人で攻撃的な朧月夜尚侍といったところ、女性からは蛇蝎のように嫌われるけど、あの脳天気なほどの陽気さ華やかさに引かれる男もいるだろうと納得する造形。

 ヒュッレムのライバルとして登場してるのが、既にスレイマンの長男を産んでいる第一夫人(ドラマでは第一皇帝妃)マヒデブラン、たぶんこの人はドラマでえらい創作をされてそうで、史実の人物像とはかけ離れていそうです(´-ω-`)
 ドラマのマヒデブラン妃は嫉妬を隠そうとしない肉食な六条御息所といった感じかな、まあ、基本はお淑やかなキャラですが、嫉妬の塊で行動的生き霊にならなくったって生身のままでガンガン朧月夜尚侍を襲っちゃうぞーw

 葵の上ぽいなと思うのはスレイマンの母のハフサ皇太后。
 この人は元は東欧の小国クリミアの王女で、スルタンの寵愛と男子出産で扱いが変わるが、所詮はハレムの女奴隷の家族どころか人ですらなく物扱いの身分のヒュッレム朧月夜尚侍やマヒデブラン六条御息所と違って、最初から先帝セリム1世に妻であり皇后として嫁いできた人。
 このドラマの、「ザコとは違うのだよ、ザコとは」なハフサ葵の上は、所詮奴隷のヒュッレム朧月夜尚侍もマヒデブラン六条御息所もどちらも基本は嫌いです。

 が、嫉妬心そのままに強盗や襲撃もするけどハフサ葵の上の前では猫の皮を被るマヒデブラン六条御息所より、ハフサ葵の上の前でも拡声器でガンガン誹謗中傷しまくりのヒュッレム朧月夜尚侍の方をより嫌ってます、判りやすく実害があるからw
 そんなこんなで第10回の時点では、ハフサ葵の上+マヒデブラン六条御息所vsヒュッレム朧月夜尚侍の女の戦いをやってるわけですが…今のところ三人とも、どいつもこいつも思い入れが出来ねぇw