いつもより1本早い電車で出勤した。
すると妙竹林な人を発見。
先ずはゼーゼーした息を吐きながら、
小声で何かを呟き続けるじい様と乗り合わせた。
周囲の人達も遠巻きにチラチラと気になる様子。
徐々に彼の周りにはスペースが出来始めていた。
それからしばらくすると、
白髪混じりのじい様と呼ぶには早すぎる
中年期を卒業したて風な男性が乗り込んできた。
そして私の隣にドシリと座り、
スポーツ紙を取りだし朝の通勤電車で
たたみ読みせずページを開き、
エロ記事面を堂々と読み熟していた。
どちらもあまりありがたくない方々であったけれど、
あまり悪い気にはならなかった。
会社へ到着すると、
時間にして僅か10分程度のことなのに、
会社で過ごす初っぱなの時間が長く感じられた。
また、たまには1本早い電車に乗ってみよう。