な~んにもない

もう、わけわからんわ。

彼の選択が残した襷

2022-09-15 18:25:36 | 日記
残暑厳しい九月。

午後の仕事で朦朧としてくるのは、季節の所為だけではない。

滴り落ちる汗をそのままに、力強く進み続ける入道雲に圧倒される。



ストレスのお花畑が、静かに厳しく迫ってきたかと思うと、甘美な正義の果実を見せている。

ささやかな陣営において、日常生活に支障を来す疾患を複数患っているのは私も同じか・・・

等と、多彩な芸術家ジャン=リュック・ゴダール氏の選択に関するニュースに固まった。




巨大な帝国の真ん中であるユーラシア大陸に、かつて彼が表現した第二・第三のヴェトナムは生み出された。

右足を経済的戦線に、左足を美学的戦線に拠って、人間は戦い続ける存在である。

それは理解できるつもりでいるが、国民的で、自由で、兄弟であり、同志であり、友でもあるような創造とは、

彼の選択からすると、永遠の夢でしかないということなのだろうか。



お彼岸が近づいている。

秋の夜長が、これからまた始まろうとしている。

なんて、ありがたいことなんだろう。
コメント
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