嘘っぱち

愚痴話に頷き

つぼみが膨らんだ

そこからこぼれそうになる度、盃を重ねた。





こぼれないようにと重ねた盃に、

やがて意味を失い抱き合った。

恋愛の始まりと終わりに似た味が、
またした。




今にこだわるだけで

あんなにも楽だったのに

同じ今が私を苦しめる

蝉しぐれ

汗をかきながら聞く蝉の声も

エアコンの利いた中で聞くと

ずいぶんと違って聞こえる




あ～なったらどうしよう

こ～なったらどうしよう

冷や汗に身を包んで暮らす日々



所詮はたかが知れた浅知恵

人事を尽くせたのなら天命を待て

とは、欲や感情に引きずられてうまくいかない

埋没感

腹がへった。
腹がへった。
なんだけど、食べたいものが見つからない


だから、作業を続けた。
空腹感は点滅をし続けていた。
意外な事に集中力は高く３０分早く作業は終わった。


お腹は鳴らない。
朝から菓子パンひとつなのに。
歩き出して、麺でもなくツマミでもなく白飯だと、メーターが振れた。

ねったイヤ

いつも寝付きはいいのに

今夜は眠れない

心と身体を整えるのに四苦八苦してる

そのツケが溜まってきたのかな



いつもなら

丑三つ時あたりから夜明け近くまでが

眠れているのか、眠れていないかの

ワンダードリームタイム



今夜は眠る前からワンダーワールドタイムのようだ

何が現れ通りすぎて行くのやら

雲を眺めるように鑑賞したいが

神経は高ぶっていて「俺は冷静なだけだ」
とふんぞりかえっている




こんなことすら思い通りに行かないストレスに

ウンザリし過ぎている心と

先ずは向き合いますか

時間なら今夜はありそうだし

泥棒もひとの始まり

先月参加できなかった会合に出席した。

オブザーバー同様の立場での参席。

ほぼ同じ立場で参加した人からの友情に、
天井を向いて両手で覆い、思わず一息吐いた。



かつて現役として活動していた組織は

今や規模も予算も発想もまるで違う。

なのに元同僚はなんら遜色ない立ち居振舞。




あ～きたきたきた。

慌てることなく、少しでも追い付こうなんて論外が関の山。

兎に角ただひたすら、理解に努め、受け止めることに徹してみた。




のはいいが、
このポーズは一体誰に嘘をついているのか

これがまた、わからなくなってしまった。