何を求めて飛んでるんだろう

モンシロチョウをみた。

こんな不自然な街中の環境の中なのに、たくましいなぁ。

が、飛んでいるのが一匹だけであることを知り、大丈夫かなぁとも思った。



環境問題なんて言うけれど、環境と身体を切り離して辻褄合わせしたって、頭の中はいいとして身体はどうだろうか。

例えば日本の海苔と米で作ったおむすびを食べた場合、地球上どんな人種の人でも同じように消化吸収できるのだろうか。

聞いたこともない場所で出来た、見たこともない美味で低カロリーな食べ物を、私はちゃんと消化吸収できるんだろうか。



何かを見つけた子供が土を触ろうと手を伸ばす。

気付いたお母さんが、汚いからとやめさせようとする。

完全無菌状態の道路や建物ができると喜ばれるのかもしれないなぁ。

スポーツジム

春の陽気に任せて街中を歩いていると、スポーツジムがあちこちに増えてきていることに気付いた。

コンビニや歯医者さん程ではないかもしれないが、コインランドリーに並ぶ勢いを感じる。

なのに縁を持とうとしないってのは、ライフスタイルの変化についていけていないなぁ。




ジム通いへ関心が向くと言うのは、ゆとりある生活に思えるし憧れも多少あるけれども、通ったことはない。

勿体ない気分が勝り、いつまでたってもそこから抜けられないのは、もう既に生活習慣病のひとつかもしれない。

何故なんだろうか、何が出てくるんだろうか、と楽しみにルート変更して歩き続けた。




・・・

まずは骨身を削って稼いだ挙句に税金・保険料・生活費を取られ、残った手取りでやり繰りの生活がある。

やがて、やけ食いやけ呑みで懐の金銭エネルギーが、脂肪に置き換わり貯蔵されていく。

それに運動を加えてエネルギーを汗や血や骨や筋肉に代えていく、

ではなく、ここを単にまた金銭をかけて消費すると考えてしまうからかぁ・・・。

取るに足らない宝物

「まだそんなにがんばらなくていい」と言いたくなる陽射しの強さがある。

いつもはゴールデンウィーク頃お目見えのツツジの中には、花盛りを迎えつつあるものも。

スタートラインという言い方をするけれど、自然界にそんなものはないようだ。




何に反応しているのか、目に涙が溜まりやすい。

去年の今頃はどうだっただろうか、と思っても我が事になると思い出せない。

昨年の夏の悩みも、正月に強く感じた課題も。

それはいいとして、何のメッセージなんだろうか。




人々が関心を寄せなくなったソメイヨシノには、まだ花を残したものもある。

花それぞれにも捨てるべき時あり、保つべき時あり。

「幸運には過程があり、不運には理由がある」なんて言った人があったっけな。

校則みたいな空気感

雀がちゅんちゅん騒いでいた。

朝陽が眩しい角度で出迎えてくれた。

ポカリスエットを一気飲み。



中学生の頃、身体と同じ位の大きさの荷物を背負って山を登っていた。

その時の小休止の感覚を思い出していた。

高校生の先輩が青い煙を吐き出し、笑顔でニコチンパワー充電中などと言っていた。



淡いピンクと新緑の緑が透けて揺れている。

ハトの声も聞こえてきた。

もう一本買って、歩き続けることにした。

この道もどの道も

タバコの匂いが漂ってきた。

匂いを追えば、気持ち良さそうに一服燻らせていた。

懐かしいひと時を思い出し、ちょっと笑えて来た。



今や多くの街頭での喫煙は禁止されている。

百害あって一利なしとまで言われ、喫煙に関しては自由に叩いて構わない空気すらある。

撲滅されると聞いていた肺がんは、癌の中で死因上位のまま君臨している。



きっと、これも健康をネタにしたビジネスモデルなんだろう。

今は環境の方が儲かるらしいけれど。

「私はこれで○○をやめました」ってなＣＭが懐かしく思い出され、また笑えて来た。