サロンの手触りが偽物なのかも？

この春は示し合わせたように各化粧品メーカーからシャンプーの新商品が販売されました。

まあ、どれも似たようなものばかりで、それにはカラクリがあるのですが・・・

それはさておき、いずれのメーカーも「ボタニカル○○○」と言うキャッチフレーズで流石にもう、いい加減うんざりって感じがしますね。

って言うか今更「植物由来」っていわれても、これまでに散々石油由来の原料で荒稼ぎをし、人にも環境にも様々な影響を与えてきたのにね。

それでもまだ、消費者を欺く為の偽装工作は手を変え品を変え未だに続いているようです。

ここに、この春「サロン帰りの指どおり」と言うキャッチコピーで売り出している、ある新商品の配合成分を掲載してみます。

○○○○○○○モイスト シャンプー&コンディショナー ポンプペアセット 480ml+480ml」は、コールドプレス製法のオーガニックホホバ抽出オイル配合のシャンプー・コンディショナーのペアセットです。パサつく・広がる髪も潤い満ちてしっとりまとまる髪に。6種のエッセンシャルオイルを使用したフルーティフローラルの香り。

成分
水・ココイルメチルタウリンNa・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・スルホコハク酸(C12-14)パレス-4-2Na・ラウレス硫酸Na・ラウロイルサルコシンTEA・アルガニアスピノサ核油・アルテア根エキス・ウイキョウ果実エキス・オリーブ果実油・カニナバラ果実エキス・セイヨウハッカ葉エキス・トウキンセンカ花エキス・ホホバ種子油・ホホバ葉エキス・ラベンダー花エキス・BG・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・イソプロパノール・クエン酸・グリセリン・ポリクオタニウム-10・亜硫酸水素Na・塩化Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・安息香酸Na・香料

水・ジメチコン・セテアリルアルコール・ベヘントリモニウムクロリド・水添ヤシ油・ベヘニルアルコール・アストロカリウムムルムル種子脂・アルガニアスピノサ核油・アルテア根エキス・ウイキョウ果実エキス・オリーブ果実油・カニナバラ果実エキス・セイヨウハッカ葉エキス・ツバキ種子油・トウキンセンカ花エキス・トコフェロール・バオバブ種子油・パルミチン酸アスコルビル・ヒマワリ種子油・ホホバ種子油・ホホバ葉エキス・ラベンダー花エキス・BG・EDTA-2Na・イソプロパノール・オクチルドデカノール・オリーブ脂肪酸エチル・クエン酸Na・グリセリン・ジステアリルジモニウムクロリド・ステアリン酸グリセリル・亜硫酸水素Na・水添パーム油・フェノキシエタノール・メチルパラベン・香料

原産国
日本

この配合成分をみて疑問に思う人もいると思いますが、シャンプーはともかくとして、コンディショナーは水の次に『ジメチコン』なんて高濃度のシリコン剤が配合されていたら、この時点で傷んだ髪もツルツルになるのは当たり前ですね。

いまでもシリコンが手放せないのはシャンプー剤に原料コストを掛けられない大手化粧品メーカーの特徴です。

それに商品説明では「6種のエッセンシャルオイルを使用したフルーティフローラルの香り。」と書いているのに最後の配合成分が香料？ってエッセンシャルオイルの香りは何処へやら・・・？

ただ、この商品が悪いと言う訳ではなく、厳しいコスト管理における制限がある大手の化粧品メーカーさんでは仕方がないことでもあるのでしょう。でも、誇大な表現はいただけませんけどね。

傷んだ髪でも『瞬時にツルツルになる』事自体が本来は不思議なのですが、近年の美容室では過度のヘアカラーやヘアアイロンなどの使用により損傷した毛髪を何とかツルツル、ピカピカにする為のトリートメントメニューに取り入れている事が流行っています。

ここで多くを語る事はやめようと思いますが、当店ではトリートメントのメニューすらなく、お客様からの要望も全くありません。

それはパーマやヘアカラー施術そのもので出来るだけ損傷をさせないように心掛けているからなのです。

「傷ついた髪を誤魔化すよりも、出来るだけ傷つけないようにする」そんな美容を何時も心がけています。

今回の新商品の「サロン帰りの手触り」と言うキャッチコピーを見て「毛髪をツルツルに誤魔化す美容室の手触りこそが偽物なのかも知れない」私はそんな思いがしました。

もっと身近に危険な物が

今日はインターネットニュースに衝撃的な記事を見つけました。


白髪染めが原因で「肝硬変」かなり進んだ状態に

中国・黒竜江省のハルビン市に住む50代女性のチェンさんは、30代の頃に白髪が生え始め、月に1度、美容院で白髪染めをしてもらっていたという。2か月前、2階にある寝室へ行こうとしたところ異常な体の疲れを感じ、息切れ。皮膚や白目部分が黄色になっていた。検査したフー・リユアン医師は、チェンさんの肝臓が肝硬変のかなり進んだ状態であると診断し、「染髪剤には、ニトロベンゼンやアニリンなど人体に非常に有害な化学物質が含まれています」「肝臓を守るためにも染髪はすべきではありません。ですがどうしても必要がある場合は、植物性のものを使うことをお勧めします。化学物質の含まれた染髪剤は、使っても半年に1回以上の割合に留めるべきです」と話していると「Techinsight」が報じた。

この記事を読んで「白髪染めを止めよう」と思う人はどれぐらいいるのでしょうか？
少なくとも日本の美容室で使われている薬剤にはニトロベンゼンやアニリンは現時点では使われていないと思われます（市販の毛染め剤は分かりませんが）

しかしながら、これらの問題が取り上げられている背景には、現在の中国でのＣＯ２の削減や環境問題に非常に敏感になっているため石油製品や様々な化学薬品の締め出しも始まっているようです。
何しろ日本の人口の１０倍も人がいますからね～

そのため、これまで持て囃されてきた日本の化粧品メーカー（Ｓ社などは大人気ブランドになりました）にも中国国内では少し陰りが見え始めているようです。

その内「ヘアカラーを持ち込んだのは日本だ」と言われてしまうかも知れませんね。

中国における、これらの化学薬品のもう一つの問題はヨーロッパや日本に比べ上下水道など浄水場のインフラ設備の不十分さにも問題があるようで、毛染め剤や石油系の活性剤（シャンプーやトリートメント）などを川に直接流している国では魚や野菜、または家畜などの生態系が汚染され、それらを食す事で肝臓などへの影響はあるようです。

今回のヘアカラー剤による肝硬変も因果関係はハッキリしていないけど、全くのゼロとは言い切れない事もあるでしょうね。

それよりも、もっと注目したいのは、今回の記事に書かれているように、ある化学薬品が頭皮から体内に吸収されていと言う事が現実に起こると言う事です。

1992年「経皮毒」と言う本を出版された医学博士（Ｓ氏）の本には石油系の合成界面活性剤が皮膚から吸収されると言う事が書かれていましたが、大手化粧品メーカーはそれによる風評被害を消すことに躍起になり、それらの事に洗脳された一部の美容師には「そんな事は絶対にない」と話していました。

しかし医薬品（病院処方）の中にも体に張り付ける事で有効成分を体内に吸収させるものが増えています。

以下の文章は、ある製薬会社の心臓の薬についての説明書きです「皮膚に貼付することで皮膚から血中に取り込まれ、長時間にわたり安定した効果を維持することを目的とした薬剤です」（古くはサロンパスもそうです）

この様に皮膚から体内に取り込まれる（血中にまで）事が普通に起きている事が広まりつつあるいま、化粧品メーカーの次なる課題として石油成分から植物成分へとのイメージアップを図るようになりました
今で言う「ボタニカル」がその代表的な物です（でも香料や防腐剤は・・？）

私達はこのような事になるずっと前から石油成分はおろか、人工香料や防腐剤を使わないよう研究開発してきました（あえてボタニカルは語りませんが、そんなのは当たり前のことなのです）
それは、例え経皮吸収されても体内で分解排除される事に期待が持てる原料に絞って製品作りをしてきたからです。

それだけではなくサロンで行う施術時にも頭皮に経皮吸収させにくいような全処理を心掛けています。

かつて「命と引き換えに」と言うタイトルで過度の美容施術や粗悪な化粧品について、このブログで書いた事がありましたが、今日のニュースを見て、現代の美容環境はそれらの問題が現実に近づいているのかも？と思わせるような内容でしたね。

ヘアカラー剤だけが問題ではなくもっと身近なシャンプーや化粧品には経皮吸収する事で生体に何らかの影響を及ぼす可能性が高いだけに十分に気をつけたいところです（イメージが良さそうなナノテクによる低分子化はさらに皮膚を通過しやすいので・・？）

健康に気を付けている皆様、どうか食品にだけ注意するのでは無く、美容室選びやヘア＆スキンケア商品にも十分に気を付けて下さいませ。

より安全でより安心のために

何時もはヘア＆スキンケア商品の開発について書いていますが、実は色んなものを開発しています。

今回はその内の一つ、器具の洗浄＆消毒液を考えています。

ご存知のように、美容室で使われている器具は多くの人に触れるため殺菌消毒を美容師法で定められています。
しかしながら現実には、それらの事について徹底しているお店は中々ありません。

私は長年お付き合いのあるアトピー性皮膚炎のお客様のお陰で（ＭＲＳＡ）などの耐性菌についても様々な事を学び対応してきました。

それは美容室を訪れる全てのお客様に対して「より安全により安心して」過ごして頂きたいと何時も願っているからです。

そして、今回はヘアエステに使う循環器の洗浄＆消毒液を開発しようと思っています。

循環器の掃除は結構面倒で私達は分解掃除をしていますが、慣れないと中々難しい物ですが、皮脂などのタンパク質を分解排除しなくてはなりません（雑菌の宝庫）

その為、当店では強還元水や強酸性水などを使い洗浄してきました。

ただ、この水を作るためには専用の機械が必要となるため、何処の美容室でも設置されている訳ではありません。

そこで多くの美容師仲間が安心して使える洗浄剤を作ろうかと只今試作テストを繰り返し行っています。

この製品が出来たなら美容室での施術をより安全により安心して過ごして頂けるようになるのでは？と思っています。

ただし、見えないところにこそコストを掛けようと思うオーナーさんがどれぐらいいるかが問題ですけどね・・・

でもお客様の安全を守る事が結果的に自分のサロンを守る事だと思って頂けるオーナーさんがいる事を信じて開発、頑張ります。


何時でも何処でも使え、安全な安心な消毒液として開発中

　　
一晩漬けて軽く拭きとると、この通りピカピカ！機械は清潔が一番！

美味しい卵頂きました

今日も美味しい卵の差し入れを頂きました。

やっぱり生でと思い、早速『卵かけご飯』で食べてみましたが本当に美味しい卵でした。

安心安全には手間やコストが掛かるため必然的に価格は上がるけど、そこに感じる付加価値感が有るからこそ大確実なファンがいるのでしょう。

食品も化粧品も同じ事が言えるけど、その価値がわかる人がいる限り、原料や製法にこだわり続ける事がとても重要ですね。

美味しい卵を頂いて明日からも頑張ろう〜っと！

ホワイトデーのお返しに！

ホワイトデーのお返しに
本当に美味しい『西村洋菓子店』さんのマカロン
大切な人への贈り物にお勧めです
　

頭皮の悲鳴！

昨日、ニッシン化研さんのスタッフの方から「ちょっと良いですか」と質問されました。

お話では毎月白髪染めをしているそうですが、ヘアカラーをする度に頭皮が気になるようで見せてくれました。

そこには頭皮の悲鳴が聞こえてくるような・・・

この質問は私が社長に美容室での危険な施術などについてお話していたのを聞いて気になったようです。

そこでセーヌシリーズを使った全処理から後処理までの方法を教えてあげました。

本来は美容室で行う（セーヌシリーズの製品が揃っている店での話ですが）施術方法ですが、詳しく説明させて頂いた事で、とても安心され「今度から染めに行って帰ってきたらやってみます」と嬉しそうにしてました。

また美容室では、その様に予防から薬剤の残留処理までしている事に感心していたようですが、全ての店がこのシステムを使っているわけではありません。

昨日はクレールの秘密をちょっと伝授しちゃいました。


当店のヘアカラーに使うセーヌの添加剤。
この添加剤をヘアカラー剤に多用し、お客様の状態に合わせながらてヘア＆スカルプをコントロールしていきます。

ミーティングでした

今日はニッシン化研さんでミーティングがありました。

その中で関先生からは現状の美容業界の問題点や今後ますます増え続けるであろう女性や小児の脱毛症などについて、色々とご説明いただきました。

その上で今後の方針や新作について、私からも色々と提案させて頂きました。

しばらく忙しい日が続くけど、これからも美容業界が少しでも良くなるように技術や商品の開発にも頑張りたいと思います。


ニッシン化研本社


この学び舎で多くの美容室オーナーさんがより高度な技術を学んでおられます。

偶然のWバースデー🎂

今日はいつもお世話になっているイタリアンレストラン『クチーナシラカワ』さんで、お誕生日会をしました。

偶然ですが、お隣のお席にはクレールの長年のお付き合いのあるお客様もご夫妻でお誕生日会としてお越しになっていました🎂🎉

お陰様で、とても楽しいランチタイムを過ごすことが出来ました🍷

私達家族はクチーナシラカワさんには長年、毎月行かせて頂きますが、何時も違う物を食べさせて下さるので全然飽きることがありません。

本当に素敵なシェフと優しい奥様に感謝です。

本日のメニューもご紹介させて頂きます。


国産ボルチーニ茸のスープ（今まで頂いたスープの中で一番濃厚でお口の中にボルチーニ茸の香りが広まります）


栗のパン、アーモンドのパン、フォカッチャ


迷い鰹と季節の野菜のサラダ（自家製のチーズも美味しいです）


天然海老とブラータ、モッツアレラ、マスカルポーネの3種のチーズのピッツア


ダーツトマトの手打ち麺パスタ


タコのミートソースパスタ


サプライズのプチシュー（シラカワさんの自家製プチシューは私の大好物です）


今日のデザートはリンゴをチョイス

スープからデザートまで全てが自家製で、サラダの根菜も全ての野菜を一つ一つを丁寧に下拵えしいるから、メチャクチャ美味しいんです。

今日はお隣の席にご一緒されたお客様も私がご紹介させて頂いて以来、ほとんど毎月の様にリピートされていますが「今日は楽しいお誕生日会だったね」と大満足でお帰りになりました。

正直なお医者さんですね

昨日は20年以上のお付き合いがある、お客様から面白いお話を聞きました。

初めて会った時は超重度のアトピー性皮膚炎で入退院を繰り返し、大変お困りでした。

そこで何とか役に立ちたいと思い、その出会が私が商品開発の切っ掛けの一つになったのです。

お母様もアトピーや花粉症に酷く悩まされていて、体質改善のためのスカルプウォーターセラピーをはじめ（食事・飲料水・化粧品・生活習慣など）様々な指導をさせて頂いきました。

時には激しいリバウンドで大変な時期もありましたが、それでも私の事を信じて下さり頑張った結果、今ではほとんどの症状が改善されたと言われます。

改善には個人差がありますが、何よりもアトピーは外側からだけにアプローチでは改善できないですからね。

昨日は、その方が通う大学病院の皮膚科部長の先生に「薬は何十億も何百億も開発費を掛けて、こんな物しか出来ないのに、その美容室は凄いなと言ってましたよ」と話してくれました(薬ではアトピーが完治は難しいと言わんばかりですね)

それは当店のオリジナル処方の製品にて、症状が少しずつ軽減していった事に驚かれていたからだそうです。

もちろん、それは製品により治ったというよりも刺激性や感作性の無いものを使う事で反応が出なくなったという事なのですが。

化粧品は様々な化学薬品を使う事は避けては通れないものですが、その原材料の『質』や「性質』などの特徴を十分に把握して調合する事で、より安全で安心して使える製品が出来る事は間違いありません。

但し、その様な製品を作るに為には、コストも手間もかかります。
それでも、そんな製品を作りたいと願う気持ちが、共同開発を行う事になったニッシン化研さんにも通じたのでしょうね。

他社さんとでは絶対に出来なかったセーヌシリーズは今では多くの方々に選んで頂けるようになりましたが、今後ももっと多くの方々に喜んで頂けるよう開発に努めて参ります。

それにしても、そのお医者様は「医療機関や民間療法に関わらず、どちらも色々と試して見たら良いよ」と言ってくれるそうで、本当に正直なお医者様ですね。

おもしろい事に病院のカルテにはも当店の全ての商品名が書かれているそうです。

固定観念を見直そう

今朝のテレビでアメリカから初上陸したアイスクリーム屋さん（オーガニックアイスクリーム「Three Twins Ice Cream代官山店）の事を放送していました。

その店の特徴は着色料が無添加だそうで、その時もミントのアイスクリームが白いことにレポーターが驚いていました。
それはミントアイスクリームはグリーンであると言うある種の固定観念があるからなのではないでしょうか？

でも、ミントの葉の色を見れば人工的に作られたミントグリーンとは明らかに違うし、精油などは透明なので、無着色アイスクリームがミントグリーンにならないのも当然と言えば当然です。

でも一般にミントの製品は清涼感を感じさせるためのイメージとしてグリーンを使うことが多いので、それはある意味洗脳されているのかもしれませんね。

いずれにしても、これからはこのように子供から大人まで安心して食べられる物が増えると良いですね。

美容業界でも、これと同じようにシャンプーは良い匂いがする物や匂いが持続するものが良い(人気)とメーカーは洗脳してきました。

しかし、ここ数年ではアレルギー患者数が増え続け、それらは自然に排泄する事の出来ない化学薬品の蓄積によるものだと指摘されています。

そんな世の中では自分の身を守るためにも食べ物や化粧品など生活に関わるものを真剣に選ぶ事が重要になりますね。

これまでは売りやすさやインパクトを与えるために香り利便性(腐りにくい)などを強調してきたメーカーの洗脳により、ある種の固定観念を持っている人が多いかも知れませんが、そんな時は素材の元の味や香りなど本物を思い出してみて下さいね。

そうすれば、それが自分の身に危険な物か安全な物なのかが直ぐにわかると思うから。