「カノーネ」と呼ばれる
ガルネリ・デル・ジェズが1743年に製作、
ジェノバ出身のヴァイオリニスト・パガニーニが愛用したことで知られる有名なヴァイオリンがあります。
パガニーニは音楽史上別格の鬼才で彼の生み出した超絶技巧や甘美なメロディーの曲を多数作曲、
またその音楽的表現力を満たすことが出来たのがこの個性強いヴァイオリンだったのです、
彼の死後は「誰にも弾かせてはならぬ」という彼の遺言と共に出身地ジェノバの市役所に寄贈されました。
去年冬に元祖カノーネに会いに行きました。
この「カノーネ」のモデルを使って
さらに個性豊かな製作者たちがアプローチした作品を
今回のメイン展示としていました。
私の研究成果のカノーネはこちら ↓
音の特徴は低音に深みがあり、迫力のある音質と音量です。