クレモナ カルテット

「HORUS」— 魂を宿すヴァイオリン

ヴァイオリン製作の中で、特に重要な工程のひとつが ボディの接着 です。





このたび、バーズアイメープルを使用したヴァイオリン 「HORUS」 のボディが完成し、内部にラベルを入れました。
この瞬間から、この楽器は単なる木材の集合体ではなく、音を宿すひとつの存在 へと変わります。



「HORUS」とは? – エジプト神話の天空神

このヴァイオリンの銘は「HORUS(ホルス)」

エジプト神話に登場する天空神ホルス からインスピレーションを受けたためです。

ホルス神は、王権・勝利・保護の象徴 とされ、古代エジプトではファラオの守護神として崇められていました。
彼はハヤブサの頭を持つ姿で描かれ、「ホルスの眼(ウジャトの眼)」は知恵・洞察・再生の力 を象徴しています。

このヴァイオリンもまた、ホルスのように力強く、明瞭で、響き渡る音 を奏でることを願って名付けました。


「HORUS」のボディには、バーズアイメープル という希少な木材を使用しています。





この木材は、鳥の目のような独特な模様を持ち、自然が生み出す芸術 ともいえる美しさを誇ります。
一つとして同じ模様がないため、このヴァイオリンはまさに 唯一無二 の存在。

これから、ニス塗りやセットアップを経て、いよいよ完成へと向かっていきます。

「HORUS」がどんな音色を奏でるのか、ぜひ完成を楽しみにしていてください! 🎶✨



展示会ご案内
【第15回展示会関西弦楽器製作者協会】
日時:4月19日・20日
場所:大阪市中央公会堂 3F

【ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025】 
日時:5月3日-5日
場所:Tokyo International Forum 

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