クレモナ カルテット

弦楽器フェア2013

 11月1-3日東京の弦楽器フェアにA.L.I (イタリア弦楽器製作家協会) ブースにて出展しました。
東京では、初出展だったのでドキドキだったのですが、新たな出会いや、春の関西弦楽器製作者協会の展示会に来てくださった方々もいらっしゃっていて、お声をかけて下さいました、この場をお借り致しまして改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
反響は上々で、いくつかのプロジェクトが動き始めそうです。今後もその様子をブログでお知らせできたらと思います。

さて、私が行ったことのある弦楽器のフェアは3つですが、その特色を少し説明します。
まずクレモナのモンドムジカは、当初弦楽器製作家が集まり開催しているものでしたが、近年は様相を変え職人にとっては出展しにくい状況になりました。
というのもグループでの出展は制限され、出展費用が高く個人でブースを持つことが難しくなったからです。ですので、出展できるのは企業単位になってしまい工場製品のブースが増えています。

関西弦楽器製作者協会の展示会は、職人主催の展示会で弦楽器店などの出展はなく、お客さんと職人が直接話すことが出来る場になっています。ダイレクトな反応が得られるので、職人側も「こんなことが出来る、あんなことも出来る。」と出展作品に趣向を凝らします。

東京の弦楽器フェアは上記2つの折衷的なものでしょうか。個人のブースも沢山ありますし、またグループもしかり。弦楽器店や企業の出展もあり弦楽器ファンにとっては非常にバランスがいいように思えます。

ちょうどキャリアをスタートさせてから10年目の節目を向かえ、進むべき道・目標を新たに一層精進していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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