いわきの海に向かって車を走らせる。
いつものようにフラワーセンターに立ち寄り、早春の草花を愛でたあと、久之浜に向かう。
山の中の生活、時として無性に大海原に対峙したくなる。
久之浜波立海岸の長く広い砂浜、太平洋、沖ゆく船、砕け散る波、潮騒、潮風、遠雷のような海鳴り・・・
誰もいない浜辺をどこまでもを歩く。渚の砂に指で馬鹿げたことを描く。
押し寄せる波が早く消し去ってくれないか、と願いつつ佇む。
気温16度c、潮風が気持ちいい。
乾いた砂浜に胡座をかき、大海原を眺めながら持参したお茶、おにぎりを食らう。
質素、だがこれ以上のものがあろうかと思う。