一昨日の寝る間際、偕楽園に行こう、亡き妻を忘れることに懸命な今、何故、
車窓を流れる見慣れた風景すべてが彼女の思い出につながってしまうのに何故、
ここ数年、訪れることができた喜びを感謝、そして翌年も無事訪れるできますよう願う、
巡礼の旅の一つ、そんな行事になっていた。
空の助手席、座っているかのよう、妻に常に心のなかで話しかけている、
通り過ぎる度の話題の数々、立ち寄った道の駅、
妻も答え、話しかけてくる、あの蕎麦やでは困ったな、
好きでない自家製刺し身こんにゃく、サービスで出されて・・・
街道筋に堂々とした榎、見当たらないが切られてしまったのか?
遠い杉林からモヤのように漂い流れるスギ花粉、等など・・・
一昨年になってしまったおもちゃのようなラピスラズリのブレスレット、
帰路はいつも妻がハンドルを握った、もう2度と会うことができない、
突然襲う現実、強烈なインパクト、辛い・・・
もうこれ以上やめよう、孤独の辛さに心が苛まれぬように、
明るく生きること、何年ぶりか、東京に行こう、桜でも見に行こう。
そして是非お立ち寄りください、お待ちいたしております。
ご主人、お元気でお過ごしですか。
仙台市のヒラノと申します。
カーティスクリークさんが廃業されたのを知らず、予約しようと思いこちらに辿り着きました。
カーティスクリークさんは、家族で泊まった初めての宿でした。
当時小学生だった子どもたちはそれ以来、大人になった今も保養といえば裏磐梯に出かけています。
犬を迎えた関係でなかなか泊まれなくなったのですが、お宿の前を通るたびに幾たびもご主人と奥さまを思い出したものです。
この5月にも、保養に出かけます。
まだバラは育てていらっしゃいますか?
もしお育てでしたら、軒先に私がタネから育てたバラの苗を置いていきます。
奥さまが他界されて、お寂しいですね。
どうか、お元気でお暮らしください。
では、失礼いたします。