平成の芭蕉になって、旅をしよう!尿前の関~封人の家
今日の読売新聞の「旅を旅して」の記事に大変懐かしさを覚えました。それに松尾芭蕉の「おくの細道」に芭蕉が詠んだ句に
「蚤 虱馬の尿する枕元」という句があります。松尾芭蕉が奥の細道を旅してる途中、山形、秋田の境にある関所「尿前(しとまえ)の関」を通過するのに時間がかかり、夜遅く「封人(国境を守る人)の家」を見かけ泊めてもらった時に人と馬が同じ屋根の下で暮らす珍しい光景を目のあたりにした時に詠んだ句ですが、私もまったく同じような体験があります。私が高校生の頃、知り合いの農家さんに夏休みに宿泊したときにやはり夜中に目の前の馬小屋の馬の放尿の音に目が覚め、オドロキました。多分、芭蕉さんもこの激しい音にはおどろいたことでしょう当時は農家にとって馬牛は大変貴重な労働力のひとつであり、大切にされていました。どの家にも牛馬一体の生活が当然でありました。現在は農作業も機械化され、牛馬の姿は見られませんが懐かしい想い出が残っております。