『枕草子』第284段~香炉峰の雪(こうろほうのゆき)~
久し振りに、枕草子を開けて見ました。今、ヤンGの参加してる「古典の会」は枕草子を勉強していますが、しばらく休んでいましたので、皆さんに後れをとらないようにと、「香炉峰の雪」の章段を調べました。丁度時期的に冬の季節ですので、・・・「雪のいと高う降りたるを、・・・」から始まり、大きな火鉢に火を起こして、女房達が雑談していた時、中宮様より声がかかり、「少納言よ香炉峰(中国の名山)の雪は、どんな様子だろうね。」少納言はすぐに、格子を挙げさせ、御簾を自分で高く巻き上げ庭の雪景色を見える様にしました。中宮様はお慶びになりました。こんな少納言の明るく機智にとんだ行動が、中宮様の厚い信頼を得ていました。
「香炉峰」の詩は中国(当時唐)の詩人白居易の作。
「香炉峰」は中国、江西省の北の峰で香炉に似ているところから命名された。 枕草子のなかでも、我がヤンGの好きな章段の一つです。