年末に、Scicon AeroTech Evolution(シーコン・エアロテック・エボリューション)(以下、エアロテック)自転車ボックスを購入した。というのは、流れてしまったのだが、今年、琵琶湖で開かれる予定のミドルディスタンスのトライアスロンに出ようかというプランがあって、出るならトライアスロンバイクの運搬をどうしようかと考え出したのが発端。
遠隔地までバイクを運ぶ手段としては、
①車に乗せる。
②新幹線で輪行する。
③宅配便で送る。
の3パターンがあると思うだが、①は僕のプジョー206RCに僕と妻と子供とバイクを乗せるのが現実的でない(リアゲートのキャリアを持っているのだが、神奈川から琵琶湖までそれでトライアスロンバイクを運ぶのがすごく心配)、さらに車は左ハンドルマニュアル車なので私しか運転できず、レース後に自分で運転して帰ってこられる自信がない、ので不採用
②は乗り換えが多く、さらにバス移動もあるので大変(バイクだけではなく、ウェットスーツなどもある)。
③については、2019年4月にOS500やシーコンエアロコンフォートのようなソフトタイプの輪行袋は宅配便で送ることができなくなったそうだ。まあ、専用の段ボールを買って送ることも可能だが、それも結構荷詰めに大変だった。
というところで、ハードタイプの輪行ボックスを探していたところ、大手シーコンのものが買いやすい値段で出てたので買ってしまった次第。
とは言え、これを使ったとしても、①車に乗せられず、②新幹線輪行には重くかさばり、③そもそも輪行など1年に1度するかどうかなので使い捨ての専用段ボール等の方がコストパフォーマンスが良い(しかも折り畳んでコンパクトにしまえる)ので、問題の解決には至らないのではあるが。
ボックスへの収納方法は、ハンドルを回したり、シートポストを外したり、ペダルを外したりでOS500に近い。ただ、ボックスの中である程度固定されるので、OS500よりは収納が楽になりそうだ。輪行時の実際の使い勝手としては、担ぎにくい代わりにコロコロで走らせられる以外は、OS500とそれほどかわらないのではと思う。
エアロテックのサイズは、
L114cm D36cm H94cm(計244cm)で、
OS500の
L135cm D21cm H82cm(計238cm)より、
ひとまわり大きいくらいである。
宅配便(シクロエクスプレス)の最大サイズが、260cmなので、エアロテックは宅配便で送ることができる。
また、飛行機に乗せる場合、荷物のサイズは3辺の計が203cmを超える場合には「貨物室に搭載可能な場合に預かる」旨がJALやANAでアナウンスされているが、経験的に問題ないのではと言える(でないと、ツールド沖縄やニセコクラシックに飛行機輪行出来い人が大勢発生する)。
さらに、飛行機の貨物室に預ける場合、普通席の場合には20kgを超えると超過料金が請求される。エアロテックの重量は11〜12kgなので、バイクを7kgとしても、工具やヘルメットなどを入れると少しオーバーしそうだが、超過料金は1kgで300〜400円なので、割り切って支払える程度だ。
検討していくと、遠方のレースに出走する場合の飛行機輪行や宅配便にエアロテックはかなり良いグッズなのではないかと思った。ただし、車に載せるにはサイズ的にステーションワゴンでも後席を倒さないと難しく、ワンボックスが望ましいと思われる。
実際にエアロテックを使う機会となると、ニセコクラシックに出るか、佐渡島トライアスロンくらいなので、使用感のレビューは当分先。
(エアロテックを宣伝しておいてなんだが、Amazonで扱ってないのでOS500。とは言え、飛行機輪行の基本となるよく出来た輪行袋)