日本の衆議院選挙は終わり、自公が過半数を割るという審判が下されました。一方、アメリカ大統領選も終わり、再びトランプ氏が大統領に就任することになりす。アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏は再び保護関税を課し、景気対策で減税を公約に掲げていましたので、日本の経済は円安・ドル高が進みそうです。
前回の就任時は故安部総理がいち早く対応し、トランプ大統領との太いパイプを築いていたのですが、石破総理は安部政権とは対極にあるので、トランプ氏と上手くいくとは思えないのです。それにしても、再びトランプの闇の時代が始まるのかと思うと暗い気持ちになってしまいます。
それにしてもヒラリー・クリントン氏に続きカマラ・ハリス氏という女性候補が敗れたアメリカのガラスの天井は凄く頑丈なのでしょうか?トランプ氏が勝利した2度とも相手は女性でした。トランプ氏が女性に強いというより、池上氏が言っているように、軍の最高司令官が女性で良いのかと考えているアメリカ人の男性が多いということなのかもしれません。
民主党が男性候補を擁立出来ていれば、トランプ大統領の誕生という悪夢は無かったと思っています。トリプルレッドになるアメリカにとっては、且つての自公政権のように政策を決めやすい状況になりました。これで、アメリカは環境保護から遠のいていくはずです。保護防衛機で関税が上がり、日本にとっては厳しい4年間になるでしょう。
自転車乗りとにとって円安は大きな痛手です。日本の物価は益々上昇し、賃金はなかなか上がらない状況は、この国の政策として早急に進めなければいけません。103万円の壁などというところで立ち止まっている場合ではないのです。
それにしても世界の民主主義の衰退は深刻です。トランプ氏は既にいくつも有罪判決を受け、日本なら選挙に出る資格すらないのですが、アメリカは犯罪者でも大統領になれてしまう恐ろしい国だということを改めて思い知らされました。
これを機に日本はアメリカとの関係を見直してはどうかと思っています。トランプ氏相手なら日米地位協定の見直しも不可能ではないと思っています。今後の日本の在り方が問われる4年間になりそうです。
自転車乗りにとってはバイクのアメリカンブランドがどうなるかに注目しています。ほとんどのアメリカのメーカーは国内に生産拠点を持っていないからです。欧州やアジアで生産したバイクを国内に輸入する場合でも関税をかけるのか、生産拠点をアメリカに戻すのか?前回のトランプ政権下でも海外生産拠点はそのままでしたので、アメリカ以外で生産されたバイクは、アメリカに入らず、生産拠点から輸出されることになっていたので、あまり心配することではないかもしれません。
日本のシマノもアメリカの生産拠点が少ないので大きな問題はないだろうと思っています。むしろアメリカンブランドのSRAMが苦労するような気がしています。チェーントラブルが問題になっているSRAMにとっては、さらなる逆風になるのかもしれません。
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