そして、あまり注目されていないようですが、個人的に一番気になっているのがクランクです。勿論、歯数がコンパクトの50×34から、52×36へと変わることもあるのですが、どうやら16年モデルからはcannondaleのバイクには自社製のクランクが採用されるようなのです。これまでCAAD10にはFSAのクランクが採用されてきたのですが、CAAD12もSUPERSIX EVOも自社製クランクが標準装備されています。
種類は3種類で、最上級グレードがHollowgram SiSL2、ミドルグレードがHollowgram Si、下級グレードがSiとなるようです(cannondaleカタログ参照)。Hollowgram SiSL2はホログラム10アーム構造で556g、Hollowgram Siはホログラム8アームで609g、Siはホログラム構造ではないので735gとなります。Hollowgram SiSL2とSiの重量差が179gもある訳です。DURA-ACEのノーマルクランクが608.5g(BB除く)ですから、比較して頂ければと思います。ちなみに、Hollowgram SiSL2は米国製だそうです。
問題はどのグレードがどのモデルに採用されるのかになります。カタログでは105モデルにはSiが、ULTEGRAモデルにHollowgram Siが、Black InkにはHollowgram SiSL2がそれぞれ採用されると記載されています。ULTEGRAモデルはまだ実物を見ていませんが、105モデルとBlack Inkはその通りでした。ドライブトレイン周りの重量が気になる私としてはホログラムクランクは大いに魅力的です。Hollowgram SiでもDURA-ACE並みの重量な訳ですから。
最初一番気にしていた歯数に関しては、実際に乗って坂を登った感じで問題なしと感じました。6%程度の勾配を36×25で楽に登れましたし、11速化の恩恵で28Tが標準装備なら大丈夫だと思います。また、コンパクトだと下りで脚が空回りすることを考え合わせると、52×36という歯数はもしかすると意外に面白い選択になりそうな予感がしています。この辺りが流石cannondaleと思わせてくれるところなのかもしれません。少なくともBB30のようなことはないのではと思っています。
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