大口径ライフルを撃たない方は不思議に思うようですが、銃の薬莢は使うと伸びます。伸び過ぎると様々な弊害が出るので、リローディングの前には毎回チェックが必要です。30カービンの様な真っ直ぐな薬莢であれば、全長だけノギスで測って基準を超えた分だけトリマーで削れば解決です。しかし、一般的なボトルネックの薬莢の場合はそう簡単には行きません。たとえネックを削って全長を調整しても、ケースのボディ側が伸びたままだと、ヘッドスペースが詰まってしまうからです。
というわけで、リローディングをされている方の多くは通称 “ヘッドスペースゲージ” と呼ばれるツールでチェックしています。私が所有しているのはウィルソンの製品で、恐らく国内ではこのタイプが一番普及しているはず。種類も豊富で、一般的な口径であればまず入手に困ることはありません。
中央には穴が開いていて、上面には溝が切ってあります。実際に計っているのはDL=Datum Lengthで、溝の下の面がミニマムの長さ、上の面がマキシマムの長さを表します。
ケースを挿入するとこんな感じ。ケースの底面がゲージの上下の溝の間に収まっていればDLは規定値内ということになります。
専用のツールもありますが、私はこんな感じでシックネスゲージを使ってチェックしています。引っかかることなく、スッと通せるようだったらDLはOKなので、ネックリサイジングだけで大丈夫。もし引っかかるようだったら、フルレングスリサイジングが必要です。
裏側はケースレングスゲージになっています。
リサイズ後、マキシマムの長さより伸びていたら、トリマーで削って調整します。
このように、大変シンプルで便利なツールなのですが・・・・・・実は私はもうこれは使っていません。なぜなら、もっと簡単で分かりやすいツールを使っているからです。そのツールにに関しては、次の機会にご紹介させて頂くことにしましょう。
■本日のオマケ
私の使っているノギスです。インチ/ミリの切り替え式のミツトヨは国内では販売されていないので、仕方なくアメリカから逆輸入しました。RCBSはまだ中国製になる以前、スイスの Kunststoffwerk AG Buchs がOEMで製作してた頃のモデル。実は日本の某社のノギスもこちらのOEMです。プラ製なので精度はそれなりですが、動きがメチャメチャ軽くサムローラーも使いやすいので、沢山の物を計るときに凄く便利だし、重量も軽いので海外遠征のお供はいつもこちらでした。
■関連記事
ハンドロード(リローディング)の話 その1
ハンドロード(リローディング)の話 その2
ハンドロード(リローディング)の話 その3
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ハンドロード(リローディング)の話 その9
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中央には穴が開いていて、上面には溝が切ってあります。実際に計っているのはDL=Datum Lengthで、溝の下の面がミニマムの長さ、上の面がマキシマムの長さを表します。
ケースを挿入するとこんな感じ。ケースの底面がゲージの上下の溝の間に収まっていればDLは規定値内ということになります。
専用のツールもありますが、私はこんな感じでシックネスゲージを使ってチェックしています。引っかかることなく、スッと通せるようだったらDLはOKなので、ネックリサイジングだけで大丈夫。もし引っかかるようだったら、フルレングスリサイジングが必要です。
裏側はケースレングスゲージになっています。
リサイズ後、マキシマムの長さより伸びていたら、トリマーで削って調整します。
このように、大変シンプルで便利なツールなのですが・・・・・・実は私はもうこれは使っていません。なぜなら、もっと簡単で分かりやすいツールを使っているからです。そのツールにに関しては、次の機会にご紹介させて頂くことにしましょう。
■本日のオマケ
私の使っているノギスです。インチ/ミリの切り替え式のミツトヨは国内では販売されていないので、仕方なくアメリカから逆輸入しました。RCBSはまだ中国製になる以前、スイスの Kunststoffwerk AG Buchs がOEMで製作してた頃のモデル。実は日本の某社のノギスもこちらのOEMです。プラ製なので精度はそれなりですが、動きがメチャメチャ軽くサムローラーも使いやすいので、沢山の物を計るときに凄く便利だし、重量も軽いので海外遠征のお供はいつもこちらでした。
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