カミさんと二人で東京オペラシティアート ギャラリーに行きました。
お目当ての企画展はコチラ、『ライアン・ガンダー われらの時代のデザイン』です。昨年観た 『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』 が中々面白い趣向だったので、今回の企画展も楽しみにしていました。
もちろん普通の?立体作品や平面作品、比較的わかりやすいインスタレーションも並んではいましたが・・・
ちゃんと注意していないと見逃してしまうような作品が多くて、久々にかなりの緊張感を伴う展覧会でした。例えばこの《すべては予定通り》。何でこんな所にフランク・ロイド・ライト+遠藤新の六角椅子が置いてあるのかと思っいたら・・・
椅子の座面に小さな蚊のアニマトロニクスが!。しかもこの蚊、ちゃんと動いてます!!。
展示室の隅にも色々な作品が無造作に放置されるように展示されています。これは《自分の能力に自信を持て》で、よくよく見るとわずかですが呼吸をしているのが分かります。
これはフライヤーにも使われていた《2000年来のコラボレーション(予言者)》。
このネズミのアニマトロニクス、もちろんちゃんと動くだけじゃなくて、少女の声で話し続けています。内容は聞いてのお楽しみ。映画好きの方であれば気が付くかな?。
これは自動販売機・・・じゃなくて、《有効に使えた時間》という作品。
中身は・・・石や腕時計等々。
欲しかったけど、残念ながら買えません(笑)。ちなみに、この自動販売機の横に落ちている紙くずも《若き作家への手紙》という作品です。
その他、ロビーで流されていた映像作品、《時間の問題にすぎない》は必見。ほぼ1時間という作品ですが、是非スルーしないで最後までご覧になって頂きたいような内容でしたよ。
この展覧会、大変中身の濃い見応えのある内容で、カミさんも私も大満足でした。モダンアートが好きという方であれば、必見といっても良い内容です。会期は9月19日までで、特に事前予約の必要はございません。