NRAの『National Firearms Museum』で見た銃の話、今回はこれ、S&W M29 44マグナムにしましょう。この画像の銃、実際に『ダーティーハリー』(1971年)と『ダーティーハリ2』(1972年、原題は『MAGNUM FORCE』)に使用された銃で、ご覧のように6.5インチ銃身のモデルです。
その後、1973年にジョン・ミリアスへと贈られ、現在も彼が所有しているとのこと。現在装着されているグリップはそのときに交換されたもののようで、 “To JOHN MILIUS from WARNER BROS & CLINT EASTWOOD for DIRTY HARRY & MAGNUM FORCE 1973” と刻まれていました。後ろの銃はラバー製のプロップです。
『ダーティーハリー』関連ではもう一挺、これも展示されています。 “スコルピオ” が酒屋で奪って使用したワルサーP38。
グリップの形状から分かる通り、第二次世界大戦当時の軍用モデルです。スライドの刻印を見たら“cyq” になっていたので、ベルリンのspreewerk(=スプリーヴェルク)社で生産された銃だということですね。小道具として雑に使われてきたという経緯もあるのでしょうが、それを考慮に入れてもワルサー社やモーゼル社で生産されたP38よりも一段落ちるクオリティの銃でした。
次回はジョン・ウェインのウィンチェスターM92に登場してもらうことにしましょう。
その後、1973年にジョン・ミリアスへと贈られ、現在も彼が所有しているとのこと。現在装着されているグリップはそのときに交換されたもののようで、 “To JOHN MILIUS from WARNER BROS & CLINT EASTWOOD for DIRTY HARRY & MAGNUM FORCE 1973” と刻まれていました。後ろの銃はラバー製のプロップです。
『ダーティーハリー』関連ではもう一挺、これも展示されています。 “スコルピオ” が酒屋で奪って使用したワルサーP38。
グリップの形状から分かる通り、第二次世界大戦当時の軍用モデルです。スライドの刻印を見たら“cyq” になっていたので、ベルリンのspreewerk(=スプリーヴェルク)社で生産された銃だということですね。小道具として雑に使われてきたという経緯もあるのでしょうが、それを考慮に入れてもワルサー社やモーゼル社で生産されたP38よりも一段落ちるクオリティの銃でした。
次回はジョン・ウェインのウィンチェスターM92に登場してもらうことにしましょう。
私の場合、P38といえば 「ルパン三世」 よりも 「0011 ナポレオン・ソロ」 でした (笑)。
半谷