6/15(日)倉岳山に行ってきました。
【行程】鳥沢駅8:50⇒倉岳山頂11:30(昼食)山頂12:20⇒梁川駅14:15
今月はダンナと私が1週交代で休日出勤のため、遠出が出来ません。
なので近場で以前から行きたかった【倉岳山】へ。
駅から駅までルートなので、電車利用の私たちにはありがたい山です。
今年の梅雨は蒸し暑くないのでこの時期の低山歩きも苦になりません。
この日も日差しは強いのですが、日影は肌寒いくらい涼しかったです。
先週勉強した「読図」1/25000の地図を購入し、
忘れないうちにダンナに説明しながら鳥沢駅出発。
いつも最初は余裕なんですがねー。
古い町並みを10分ほど歩くと住宅の壁に標識発見。
言われたとおりに行くと、私たちの身長ではかがまなければ通れない高さのトンネル。
そこをくぐって地図通り進むと橋を渡ります。
桂川ではカヤックをしている人が見えます。
登山口にはゲートがありました。
ゲートをくぐるとすぐ、貯水湖。ここまでは地図通り問題ありません(平地ですから)
「峠道文化の森入り口」と書いてあります。
この先はずっと沢沿いをこんな岩ゴロゴロのところを登ります。
歩きにくいですね・・・3箇所ぐらい右に左に川を渡ります。
結構な水量(だと思う)で、落ちると足首まで入りそうです。でもマイナスイオンいっぱいで気持ちいい。
駅から1時間ほどで石仏のある高畑山との分岐、私たちはまっすぐ進みます。
分岐を越え、5分ほどで1本目の「トチノキの大木」に出会いました。
川を挟んで左手にありました。この木には立て札がありました。
このあたりから段々登りが辛くなり、先日「最近体力ついたなー」と思ったのは、
大きな勘違いだったみたい・・・今日は足が上がらなくてとても辛い。
そういえば6月に入ってからなんかカラダの調子がイマイチ。檜洞丸のときもしんどかったし。
でも去年よりはマシ?去年の今頃は食あたりで脱水症状でフラフラになってたもんなー・・・
などと自分を慰める理由を見つけながら登ります。
予想外な急坂をツツジに慰められながら、えっちらおっちら大汗かいて進みます。
予想外、というのはせっかく地図読みを習ったのに、読めてない、ってことだ、
という事だけは習得していたようです。
やっぱり一度じゃ無理です(笑)
【穴路峠】に着きました。
ここから尾根かと思いきや、山頂直下は結構な急のぼりで約25分。
いつかは「地図を見ただけで山が浮き上がって見える」ようになれるんでしょうか・・・
なんだかんだで、倉岳山頂、到着!(指標の周りに物は置かないでほしいナ・・)
そんなに広い山頂ではありませんが、秀麗富嶽十二景9番目と言うだけあって眺めがいいです!
あいにく富士山は見えませんでしたが、向かいに冬に登った「扇山」がくっきり。
暑くなく、風が心地よい山頂で昼食にします。
が!
まったりしたかったのに蜂に好かれてしまい、ラーメンを食べている間ずっと私の周りを廻っています。
怖ーーーーっ!
ラーメンを持ったまま山頂をウロウロ
お行儀悪くてゴメンナサイ。
さて、元気を取り戻し、今日の目的を探しに「立野峠」方面へ下山します。
下りもそこそこ急ですが、あっという間に水場へ到着。
ここの水は飲料不可だそうです。
目指す巨木はこの先にあるらしいので、見逃さないように右手の斜面を見上げながら歩くこと・・・5分位?
「あったーーーーっ!」
見上げる斜面にそびえ立つトチノキ。
周りの木々とは比較にならないほど大きいので、ひと際目立ちます。
屋久島の縄文杉を見た時より感動は大きいかもしれません(大げさ)
ほら、縄文杉はりっぱに囲まれているからちょっと残念な・・なんだかなー、
な感じもありますが、こちらは森の中で偶然出会ったような感動があるのです、これホント
表示も何もないですし、下ばかり見て歩いてたら完全に見逃しそうです。このあたり、他にもう一本ありました。
ザックを降ろし、斜面を這い上がって近づきます。
うう、大きいよー。真ん中辺りにいるのが私です。
木にタッチしようと思ったのですが・・・近くで見ると・・トチノキさん、顔が怖い・・・
ほら、怖いでしょ?
(目、鼻の穴二つ、縦に大きく開いた口)
私には竜が口を大きく開き、炎を吹いているように見えたのです・・・
そう、近づくんじゃない!と言われている気がしたんです。
(日本画の見すぎ?)
怖いよーーーー!なので・・・タッチせず撤退。
ダンナは登山道から上がっても来ません(怖いの?)
下山途中、もうひとつとても大きいトチノキに出会いました。
こちらはまるで妖精が宿っているかのように優しい表情に見えました。
でもとても大きくて、幹周りは7、8mあるらしいです。
そしてまた何度も沢を右に左に渡りながら下山していきました。
車道に出ると、日差しが暑い!
森の中は涼しかったな~~・・・帰りは無人駅「梁川駅」へ。
東京からこんな近い森で、こんなに存在感のある巨木に出会えるとは
ほんの一瞬だけ木々と会話が出来たような、そんなステキな気分にさせてくれる山でした
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