カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初めての縦走・奥秩父【瑞牆山編】

2009-05-08 | ヤマのこと

【5/2(土)】交通=JR新宿駅5:38→JR韮崎駅8:28 韮崎駅8:50(バス)→みずがき山荘10:03

行動=瑞牆山荘10:10→富士見平11:15 富士見平12:15→瑞牆山頂14:00→富士見平16:10 テント泊
(行動時間:5時間)

今年のGWはどうしよう・・・
春から色々考えた結果、長い休みがないと出来ないこと・・・
まだ一度も経験したことのない、憧れの【テント泊縦走】にチャレンジしようと決めた。

では場所は?まだ一度も行ったことのない山、初心者同士でも行けそうな場所・・・
南アルプスにも行きたいが雪の多さで私たちには無理だろう・・・
地図をあれこれ眺めた結果、奥秩父に決めた。

でも、決めたときから、私の事前調査と不安の日々が始まる。

一番の不安は、ザックを背負ったまま2泊以上したことがない私に、
計画通り果たして歩きとおすことが出来るのか?
残雪の量によっては、高度恐怖症の私に岩稜部分をトラバースすることが出来るのか?

ネットで色々調べると、どうもネガティブな情報ばかりが頭に残る。
でもそれじゃいつまでもヘナチョコな私から抜け出すことが出来ない。
今回は「絶対やり通す!」と強い気持ちを持って行こう、行くしかないんだ!

とポジティブになれたのが・・・出発の前日(笑


JR韮崎駅に着いたら、バス停にはもう列が出来ていた。
次のあずさが到着したら、わらわら人だらけ。
結局増発し、小さめのバスが2台になった。さすがGW?バスは空いているという事前情報とは大違い。


爽やかな五月晴れの中、「みずがき山荘バス停」到着。
まずはテント場まで約1時間の距離。


2ヶ月ぶりのテントザックは重い・・・
今回は初めての縦走と合って、結構考えたつもり。
ダンナのザックは23kg、私は17kgと過去最高。
木々の間から「瑞牆山」が見えています、今まで写真で見てたのと同じ風景でちょっと嬉しい。


富士見平に着き、早速テント設営。
軽くお昼ご飯を食べ、出発です。
最初は樹林帯の中を気持ちよく歩きますが、すぐに大きく下ります。


「天鳥川」到着。ここからイワイワの登りになりました。


所々急なところもありますが、手ぶらなのでラクラクハイキング気分。
GWなので子供達も多く、登山道はとても賑やかでした。


大ヤスリ岩が見えてくると・・・ん?
クライマーさんが張り付いています。すごいですねー。


その後も岩を登ったり、くぐったりして進みます。
山頂直下だけ雪が凍ってアイスバーン。
私は滑るのがとにかく苦手、すぐに軽アイゼン装着して登ります。


木々の間から青空が見えてきたら・・・山頂にひょいっと飛び出しました。


着きました~「瑞牆山」
山歩きを始めた頃は怖そうだから絶対にこの山にはこないな、と思っていたのに・・・
(高度恐怖症だから)今、自分がここにいるのが不思議な感じです。


天気が良く、風もないので日差しが照りつけて暑い!です。
八ヶ岳もよーく見えています。
やっぱり天気が良いと違いますね!


と、大ヤスリ岩を覗くと(私はもちろん岩に這いつくばって撮っています)先ほどのクライマーさん。
今まさに山頂に到着、というところ。
瑞牆山頂ではみんな「がんばれー!」とつい、叫んでしまっています。
私たちの声援は聞こえていたのかな?


岩の上で休憩。ココから眺める山々はまるで箱庭。
山からニョキニョキ生えてきたような岩が愛らしい。
実際に立ってみると緑と岩のグレーのコントラストが綺麗、よい眺め。
来てよかった。


遠くに見える、あの突出した岩が「五丈岩」だな・・・
明日、あそこまで行くんだよー、お願いだからこの日ざしで雪よ、解けて・・・
と願っていました(笑)

次々に人が登ってくると狭い山頂なので、お名残惜しいですが20分ほどで下山。


下りはさくさく。木漏れ日の中、気持ちよく降りてきて、
テント場が見えたら、今日の行程は終了。


さてさて、今夜の宴の準備。
背負ってきたビール500mlを、テント場から2,3分降りたところの湧き水で冷やします。
事前に問い合わせた時、ビールは置いていないというので一人1リットルずつ背負ってきました。
が、小屋では発泡酒(350ml)販売していたようです。
トイレは30円から100円に値上がりしていたようですが、中はちゃんと清掃されていてキレイでした。

バス停(駐車場)から1時間弱でこんな静かな場所でキャンプできるからか、
山登りとは関係ないような方達もいます。30張位あったでしょうか?
中にはワンコ連れの方もいたり、20:00過ぎまで大声で歌を歌っているグループ有り~の・・・
賑やかな夜でした・・・


2日目に続く。