ひさしぶりに実家にかえり、思い出の灯台までお散歩しました。
1/24(木) 10,891歩 4.14㎞ 1時間51分
私がまだ幼い頃
まだ父が健在の頃です。
遠洋漁業の船乗りだった父の出航を
毎年母に連れられて見送りに行きました。
父との思い出は数えるほどしかありません。
一年近く遠洋に出掛けていて
家にいるのは、長くて一週間ほど・・・。
そして私が中二の時に船の事故で帰らぬ人となりました。
そんな、数少ない父との思い出の中で今でも不思議と鮮明に覚えている場面があります。
母に連れられて父を見送りにいった時のことです。
幼かった私を父が出航する船に乗せてくれたのです。
そして港内を進み、外海への出口である
記憶も覚束ないほど幼い私でしたが、
よほどうれしかったのか
その場面だけは、はっきりと記憶に残っています。
風にはためく、たくさんの大漁旗
投げ込まれた色とりどりの紙テープ
軍艦マーチに送られて
紙テープを引きながら進んでいく漁船
大声で別れを叫ぶ人達・・・・
今では懐かしい景色です。
今は、あんなに賑わっていた港も移転されてしまい
ひっそりと寂しげな佇まいになってしまいました。
懐かしくもあり、さみしくもあり
そんな私の心を移したような夕焼けに見送られて・・・
Tou-ko