先月はバタバタしていて、ハイ・シーズンにもかかわらず、1ヶ月のブランクが出来てしまいましたが、9月最初の日曜日は久し振りに海。
この日はボートが満員の盛況なので1本目からビーチ・エントリーし、まず「どんとの穴」へ。ここはスノーケラーにも行きやすい場所なので、運が良ければ仲間内で「人魚姫」と呼んでいるお嬢さん(海友です)の、長いフィンで、優雅に水中を舞う姿に出会えるかも?知れません。
何より、来年から工事が始まって海岸は塞がれ、今後はビーチ・エントリーが出来なくので、今のうちにたっぷり見ておこうと。
この海中洞窟、夏場はいつも奥の暗がりにアジの子供達が群れていて、今年もたくさん見る事が出来ましたが、アジは北海道では獲れないので、多分この子たちも死滅回遊魚なのでしょう。元気で本州に戻って欲しいと願ってはいるのですが。
穴を出て、西の壁に沿って進んでゆくと、イワシの群れにも遭遇。
これをブリの小学生?(フクラギというのですか)が一匹で追いかけまわし、必死で捕獲しようと試みるのですが、イワシも魚体が大きくなっていて易々とは捕まりません。
サッとみんな一気に散っては、また元の隊列に戻り「やーい やい バカ、お前なんかに捕まるかよぅ」と囃し立てている…気がして、しばしその攻防を飽かず見ていたのですが。
10年位前は、北海道でブリが網にかかるなど珍事だったはずですが、今は普通に獲れて、僕らが潜っていても見かけるというのは…これで北方系の魚の漁獲量が減っていないのなら、それは良い事なんでしょうけど…。
この日は小ダイもポチポチ見かけました。タイも北海道で獲れる魚ではないので、死滅回遊魚なのかな?今年は例年より多く見た気がするのは、きっと水温が高いのがあるのでしょうけれど。
因みにこの日の水温は24度。平均水深7~8mと浅い湾内でしたので、のんびりと80分近く潜っていたので、この日はこの一本だけで充分満足でした。